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留学体験記

【韓国】韓国中央大学語学研修レポート

【派遣先】中央大学校【派遣期間】2025年8月
人間発達文化学類
 Y.Rさん

 

1. 研修概要


私は2025年8月4日から8月22日まで韓国に滞在し、8月5日から21日まで韓国中央大学で語学研修に参加しました。滞在は大学の寮で行い、授業だけでなく文化体験や学生交流などを通じて、多くの学びを得ることができました。
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2. 授業について


授業は「メジャーA」「メジャーB」「スペシャルレクチャー」「文化体験」の4つに分かれていました。
まずメジャーAでは韓国の文化やコンテンツを学び、グループでオリジナルのKコンテンツを作成しました。K-POPを題材にコンセプトや曲名、ターゲット層を設定する作業は難しかったものの、とてもやりがいがありました。  次にメジャーBは韓国語の授業で、レベルに合わせてクラスが分かれていました。歌を歌ったり会話を中心にした授業もあり、韓国語を「机上の勉強」ではなく「体感できる学び」として捉えることができました。特に先生が多国籍の学生と積極的に関わり、短期間でもクラスに一体感を作っていた姿が印象的でした。  スペシャルレクチャーでは、実際に韓国で活躍する方の講義を受けることができ、現地でしか得られない視点を知る貴重な機会となりました。  文化体験では韓服の試着、ミュージカル「ナンタ」の鑑賞など、教室の外で韓国文化を直接味わう活動がありました。特に「ナンタ」は言葉を使わないパフォーマンスで、普段ミュージカルに興味のなかった私でも大いに楽しむことができました。
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3. 寮生活と日常


滞在先の中央大学の寮は非常に綺麗で、コンビニや食堂、ジム、自習室なども備わっており、とても快適な環境でした。2人部屋だったため、ルームメイトとも仲良くなり、楽しい寮生活を送ることができました。一方で、日本とは異なる生活習慣やルールも多くあり、最初は戸惑うこともありましたが、それも含めて新しい学びとなりました。
食事は大学の学食を利用することが多く、食券を配布していただいたため無料で食べることができました。量も多く、毎回異なるメニューで大変充実していました。また、授業で知り合った友人と外食をすることもあり、特に焼肉は日本とは違ったスタイルで印象に残っています。カフェ文化も盛んで、おしゃれなカフェで友人と時間を過ごすことも楽しみの一つでした。
移動は主に地下鉄を利用しました。アプリで検索すれば乗り換え情報がすぐに分かるため、日本人でも使いやすく便利でした。バスも安く利用できましたが、タクシーは電車やバスに比べてやや高いため、あまり頻繁には利用しませんでした。しかし、運転手の方が親切で安心して乗ることができました。
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4. 文化体験と交流


研修では、韓服体験やK-POPダンス、ナンタ劇場、野球観戦、ロッテワールドなど、多様な文化体験が用意されていました。どれも韓国ならではの魅力を感じられるもので、授業では学べない韓国文化を体感できました。
また、中央大学の学生や他国から来た留学生との交流も盛んでした。バディの大学生と一緒に出かけたり、授業後に食事や観光を楽しんだりすることができました。明洞や聖水、弘大など有名なスポットも訪れ、買い物の際にはできる限り韓国語を使ってみるように心がけました。観光地では日本語が通じる場面も多かったですが、韓国語で挑戦することで実践的な学びにつながりました。
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5. 学びと成長


この3週間で特に伸びたと感じるのはリスニング力です。毎日韓国語を耳にする中で、よく使われる表現や言葉を聞き取れるようになり、大まかな会話の内容を理解できるようになりました。
また、文化の違いから学ぶことも多くありました。交通ルールや接客態度、食文化など、日本との違いに驚くこともありましたが、同時に韓国の人々のオープンさや親切さにも触れることができました。最も大きな学びは、言葉が完全に通じなくても、英語・韓国語・日本語を組み合わせて工夫すれば、しっかりコミュニケーションを楽しめるということでした。


6. まとめ


今回の研修を通じて、自分の興味や視野を広げる大切さを実感しました。今後は韓国語の勉強をさらに続け、今回得た経験をキャリア形成や将来の可能性につなげていきたいと思います。3週間という短い期間でしたが、多くの人と出会い、多くを学び、自分自身を成長させることができました。今回の体験を通して今までの自分の行動範囲では考え付かなかったようなことや気づきが多くあり生活を楽しむことができました。大学に入ってから特に何かに熱中できていないと感じることが多かったのですが、今回の体験で興味を広げることの楽しさに触れ自分の知らない知識などに果敢に飛び込んでいきたいと思えるようになりました。