

1.はじめに
韓国に来てから早いことに100日が過ぎました。1学期もそろそろ終わりに近づき、来週からは期末試験が始まります。実際に韓国外国語大学で3カ月過ごしてみて、授業と学生との交流活動の実際、準備しておいてよかったことについて簡単にまとめたいと思います。
2.授業について
韓国外国語大学には、ソウルキャンパスとグローバルキャンパス(龍仁キャンパス)の2つのキャンパスがあります。福島大学との協定を結んでいるのはグローバルキャンパスであるため、私はグローバルキャンパスに派遣されました。しかし、2025年の1学期からグローバルキャンパスの留学生人数の減少などを理由に、語学堂が開講されていません。そのため、学期中は学部の授業を履修しています。学部の授業の中で「外国人のための韓国学」という科目があり、その中で初級・上級と別れた授業があるため、自分の韓国語力に合わせた授業を履修することができます。授業はすべて韓国語で行われるため少し不安もありましたが、難しい単語や表現は英語や漢字を使いながら説明してくださるので授業内容をしっかりと理解することができました。
3.ISOの活動
韓国外国語大学には、ISO(International Student Organization)という現地の学生と留学生が交流するための組織があります。月に1,2回程度の遠足のような活動や、5~6人のバディグループ活動、現地の学生と2人1組のバディメイトでの活動が行われます。はじめは友人ができるか不安もありましたが、現地の学生も積極的にコミュニケーションを取ってくれて一緒にご飯を食べたり、映画を見に行ったりと楽しい時間を過ごすことができました。ソウルキャンパスでは、留学生の人数が多いため韓国人の学生に対し留学生が多数でバディメイトを組むようなのですが、グローバルキャンパスでは留学生の人数が少ないため、バディメイトも1対1で組むことができ、より仲良くなりやすいと感じました。
4.事前に準備してよかったもの
①Wiseカード
昨年度、韓国外国語大学に留学した友人から聞き、Wiseという送金システムを事前に日本で登録し、デビットカードを作りました。日本からWiseのアカウントに送金してもらうことができ、アプリ内で日本円から韓国ウォンに両替をしたり、韓国のATMで現金を引き出したりすることもできます。クレジットカードと異なり即時引き落としのため、お金を使いすぎることがなく、私にはとてもあっていると感じ、事前に準備してよかったと思いました。
②現金
はじめは現金は少なめでクレジットカードを持っていればいいかなと考えていましたが、友人からのアドバイスをもとに現金も少し多めに持っていきました。外国人登録証が発給されるまで、韓国で口座が作れないので現金を受け取る手段が限られます。そのため、バディとご飯を食べたり遊んだりした際に、割り勘にすることが多いので現金があったほうがいいと感じました。そのため、外国人登録証が発給されるまでの約2か月間分だけでも少し多めに現金を持っていくことをお勧めします。
5.おわりに
語学堂が開講されていないため当初の学習計画と異なり、学部の授業を履修することの不安や、新しい環境で友人ができるかという不安もありましたが、ISOの活動や優しい先生方、他の留学生との交流も通して、だんだんと留学生活に適応してきたように感じます。12月からの冬休みの間は、ソウルキャンパスの寮で生活しながらソウルキャンパスの語学堂に通う予定です。今までとはまた違う環境、授業内容になるのですが、体調に気を付けながら勉学に励みたいと思います。