

私は2025年8月21日からアメリカのアーカンソー州に位置するオザークス大学に交換留学しています。今回は、留学のために準備したことや留学生活で感じたことをお伝えしたいと思います。
留学をするにあたっては、大学の国際交流センターが毎年募集している交換留学の募集要項に記載された条件を満たし、書類審査を経て、面接選考に合格する必要があります。その中でも自分が1番山場だと感じたのが「IELTS」という英語の試験でした。協定校によって条件が異なりますが、私はアメリカに留学したかったので最低でもオーバーオール5.5は必要でした。
私は元々英語が得意というわけではなく、国語もあまり得意ではなかったため、その影響で英語の勉強を避けてきました。しかし、大学2年生の夏にこれが人生最後のチャンスだと思い、IELTSの単語帳を購入し、アルバイトのシフトを減らして勉強に全力を注ぎました。その結果、募集締め切りの数日前にIELTS 5. 5を取得することができました。スコアを達成したことを報告すると、家族や友人だけでなく、アルバイト先の店長やその奥さん、常連のお客様までもが喜んでくれ、頑張って良かったなと強く感じました。
オザークス大学から入学が承認されてから、急に学校生活が忙しくなりました。大学のテスト勉強や課題と同時進行で、オザークス大学や国際交流センターの関係者から指定された書類をひたすら作成し、提出する日々が続いていました。私はマルチタスクは苦手だった上に、書類は全て自分で手配しないといけなかったので、漏れのないようスマホにTo Doリストを作ってコツコツと進めました。
また、アメリカに交換留学するとなるとJ1ビザ取得が必要不可欠です。できる限り早く手続きを進め、私は5月中旬にビザ申請とアメリカ大使館での面接予約を完了させました。しかし、それでも最短面接日は7月中旬で、私が確認できた時点でかなりの予約が埋まっていました。実際ビザ取得に至るまで、日本を含めた世界各国のアメリカ大使館の面接予約が一時停止になったり、SNS審査が厳しくなり、ビザが一時却下されてしまうことがありました。ここには書いていませんが、ほかにも多くの準備があります。何事も計画通りにはいくとは限らないので、出来ることは早めに取り組むことをお勧めします。
私は今学期(Fall 2025)、最低でも12単位履修しないといけなので、必要最低限の4つの授業(「Intro to Statistics」「College composition」「Intro to Economics」「Entrepreneurship Capstone」)を受講しています。最初は、履修数が少ないので余裕があるだろうと思っていたのですが、想像以上に大変です。日本との大きな違いは課題の量です。圧倒的に多いなと感じます。ダラダラしていると一瞬で溜まってしまうので、コツコツやっていました。テスト勉強をする時は頭のいい友人に聞いています。
・カルチャーショック
私の場合、これまで一度も海外に行ったことがなかったため、「カルチャーショック」という言葉に少し不安を感じていました。しかし、実際にアメリカに来てからは、カルチャーショックを感じたことは一度もありません。環境に馴染むというよりかは、ただ住む場所が変わっただけという感覚です。映画やドラマで見て憧れていた景色や雰囲気がそのまま目の前に広がっていて、数ヶ月経った今でも留学生活を飽きるとこなく満喫しています。
・友人
留学前は友達ができるか少し心配でした。しかし、気づいたら自然と周りにはたくさんの友達ができていました。アメリカ人は勿論、中央アメリカや南米、ヨーロッパなど、様々なバックグランドをもつ学生が多いです。休みの時間には一緒に卓球やビーチバレー、テニスをしたり、映画を見たり、夜のドライブに出かけたりと、いい意味で多忙な日常を過ごしています。
・治安
よくアメリカは危険だという人がいます。確かにアメリカは銃社会の国であり、薬物も存在します。しかし、そういった危険な出来事は特定の地域に集中しており、アメリカ全土が特別危険というわけではありません。場所を選び、ルールを守って行動すればアメリカは普通に安全だと思います。特に、オザークス大学があるアーカンソー州のクラークスビルは、とても平和です。そして、とても田舎です。
・食事
私を含めた多くの学生がカフェテリアを利用しています。平日は3食、休日は2食利用することができ、バイキング形式でお腹がいっぱいになるまで食べることができます。気になる味については、日によりますが、冗談抜きでまったく口に合わない時もあります。友達とよく行くタコベルだけが、私の生命線です。
・金銭面
交換留学のため、現地の大学の学費を納める必要がなく、今まで通り福島大学に支払います。そのため、他の学生と比べるとかなり安く済んでいますが、渡航費や生活費などは個人負担となります。寮費や保険料、カフェテリア代を含めると、今学期にオザークス大学へ支払う滞在費用は 5,807.68ドル と高額となっています。全員とは限りませんが、条件を満たすことで留学期間に給付型のJASSO奨学金を月に11万円(留学する地域による)受給することも可能です。
・英語
やはり英語圏ということで、アメリカは英語を学ぶには最適な環境が整っています。私は本当に良い友人に恵まれており、会話の中で知らない単語が出てきた際には、理解できるまで丁寧に教えてくれます。また、会話についていけなかった時は、馬鹿正直に聞いています。もう、プライドなんてないです。理解しようとする姿勢の方がもっと大事だと心掛けています。
私自身、英語力を最も伸ばす方法は、スマホから目を離し、現地の友達と過ごす時間を増やすことだと感じています。ネイティブの会話に混ざるのは最初少し勇気が入りましたが、一度話してみると楽しく、最近では文法を意識せずに無我夢中で会話を楽しむようになりました。もちろん、人権問題や政治、AIなどの難しい話題では言葉に詰まることもあります。しかし、日常会話では今日あった出来事や面白いと感じたことを話すことがほとんどで、楽しく会話しているうちに時間はあっという間に過ぎ、その積み重ねが自然と英語力の向上につながっていると感じています。
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▲キャンパスの写真。![]()
▲友達とサイクリングした際の写真。自転車は無料でレンタルできます。![]()
▲Walmartの写真。生活必需品は全てここで入手できます。
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▲統計学の授業の様子。4つ履修している中で1番好きな授業です。![]()
▲strawberry Bluffsに行った際の写真。私の他に日本人が2人生徒がいて、良い刺激をいつももらってます![]()
▲Thanksgivingは一週間テキサスのダラスの友達の家に滞在しました。![]()
▲友人とハロウィンに向けたコスチュームを買いに店を回っていた時の写真。アメリカのハロウィンは近隣住民、学校スタッフ、生徒みんなが本気です。![]()
▲パーティーの時に友人が料理してくれました。![]()
▲Fairに行った際に撮った写真。行き帰りの車で熱唱していました。![]()
▲カラオケ大会の写真。多くの学生が参加していて、私も歌いました。
結果は惨敗でしたが、ピコ太郎のPPAPは世界に通用する名曲だと実感しました。![]()
▲近くのカフェで友達と勉強した際の写真。英語に関して困ったことがあるとすぐに聞けるので頼もしいです。![]()
▲ビーチバレー後に相撲をした際の写真。「相撲ってなに?」から始まりました![]()
▲友人の誕生日に撮った写真。この写真に写っている友人のほとんどはスペイン語ネイティブです。スペイン語をいくつか知っていると話の種になります。
この大学には、世界中から多くの学生が集まっています。その多くは私と同じように英語を第二言語として学んでいますが、ほぼ全員ネイティブ並みの英語力を持っているので、なぜ自分とここまで差があるのか。といつも不思議に思っています。多分、シンプルに自分の努力不足です。
こちらに来てまだ数か月しか経っていませんが、この環境は本当に居心地がよく感じられます。私は理工学類に所属しており、留学をするとカリキュラムの関係でどうしても4年での卒業は難しくなります。それでも「留学して損だ」と思ったことは一度もありません。むしろ、一生の宝物になることは間違いなく、まだ何が起こるかわかりませんが、この経験が私の人生の新しい展開の起点、あるいは大きなきっかけになると確信しています。
最後に、このレポートを読んでいる方は、私の友人を除き、ほとんどが留学に興味のある人だと思います。もちろん人によって、得意不得意がはっきりしていると思いますが、私が大事だと思うのは、まずはチャレンジしてみることです。難しく考えるのはやめて、ぜひ勢いに任せて挑戦してみてください。意外と運が味方してくれます!