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留学体験記

【韓国】韓国での生活を通して多国籍社会を知る

【派遣先】韓国外国語大学 【派遣期間】2024年8月~2025年6月
人間発達文化学類
 S.Cさん

韓国での生活も早いもので1年が過ぎようとし、初めての海外での長期留学は私にとってかけがえのない経験になったと同時に、多国籍とは何かについて考える1年になったと思いました。いざ海外で生活してみると、予想できないハプニングや出来事の連続で、視野が広まらない訳にはいかないことを実感し、日本にいた時には得ることのできない経験をすることができたと考えます。

このレポートでは1年間の留学を通して、最も語学面で役に立ったことと将来について深く考えることができた出来事について紹介していきたいと思います。

まず、韓国語の学習をする上で、最も役に立ったと実感することとして「責任感」が挙げられます。私は今学期の間、日韓交流会の企画チームの副部長を務め、韓国人と日本人の交流を円滑にするための活動を行ってきました。前学期までは交換留学生として、歓迎される立場が主だったのですが、今学期からは迎え入れる立場として仕事を行っていくと、新しい視点で物事を見ることができるようになりました。異文化交流とは何かについて授業では学習を行いましたが、実際に異なる国の人と交流することで得ることは数え切れないほどでした。思考の違いに葛藤し、辞めたいと思うほど辛い日々もありましたが、そのおかげで韓国語の能力は自然に伸びたと考えます。特に、新入部員を選考するために面接官として活動した経験は私にとって大きな試練であり、各生徒の志望理由書を読むだけでも容易ではありませんでした。ですが、韓国人が日本に対してどのように考えているのかネイティブが書く文章を読み解くことは異文化交流だけではなく韓国語の学習にもつながり、今振り返ると貴重な経験だったと考えます。

次に、将来について深く考えた出来事として、日本語チューターの活動が挙げられます。日本語チューターの活動とは、週1で日本や日本語に興味がある学生に教育を行い日本の文化を紹介していく活動を指します。私は、幸いにも日本語通翻訳学科の生徒を教えることになったため、ほとんど日本語で授業を行うことができました。しかし、教育を行っていく中で、日本人のための日本語と外国人のための日本語は大きくことなるということを実感しました。私が韓国語を学ぶ際と同じように、日本語を学ぶ外国人の方がいくら上手であっても、漢字が読めなかったり、知らない単語が多すぎると面白みに欠けてしまったりと思いがけない部分でつまずきポイントが存在していると気づきました。そのため、授業の際に使用するPPTにはふりがなを追加したり、視覚的に分かりやすいよう写真や絵を追加して、話す活動を中心に行ったりと興味関心を持続できるように工夫したことを今でも覚えています。また、他の類似の活動として江南にある高齢者福祉センターで日本語教師としてのボランティア活動も行ったのですが、ここでは日本の能力が生徒によってバラバラであったため、指導が非常に難しかったです。そのため、日本語と韓国語を混ぜながらPPTや動画を用いて楽しく授業を行えるように努力していました。授業準備を行う中で、日本の良さ・面白さについて再認識することができたのはとても良い経験で将来もこのような仕事ができたらなと考えるきっかけになり、非常に充実した活動を行うことができました。

今回の留学では、日本では行うことができない視点から日本を見つめなおすことができ、多くの収穫を得ることができました。多国籍社会とは何かという疑問に対し、文章だけではなく体で感じることができたこれらの経験は非常にかけがえのないものであり、これからの将来にもこの経験を活かしていきたいと考えます。

最後に、留学を支援してくださった国際交流センターの皆様、留学を受諾してくださった方々に感謝を申し上げ、このレポートを終わらせようと思います。支援して頂き、誠にありがとうございました。