

今回のクイーンズランド大学での短期語学研修では、英語を単に勉強するものではなく、実際に使うものとして捉えることができました。日本での英語学習は文法やテスト中心になりがちですが、現地では英語は人と関わるための手段として日常的に使われており、その違いを強く感じました。クラスは事前のテストによって分けられ、多国籍の学生とともに学ぶ環境でした。アジアや南米などさまざまな地域から来た学生と関わる中で、英語は異なる背景を持つ人同士をつなぐ役割を持っていると実感しました。また、同じ英語でも話し方や表現の仕方に違いがあり、それぞれの文化が反映されていることにも気づきました。
大学での授業は、これまで受けてきた授業とはかなり違っていました。ディスカッションやグループワークが多く、自分の意見を英語で伝える場面が多くありました。はじめは言いたいことがあっても言葉が出てこず、会話にうまく入れないことも多くありましたし、周りの発言スピードについていけない場面もありました。正直なところ、最初の頃はあまり積極的に発言できていなかったと思います。ただ、そのままだと何も変わらないと感じ、とりあえず伝えてみることを意識するようになりました。すると、多少不完全でも相手は理解しようとしてくれて、ゆっくり言い換えてくれたり、聞き返してくれたりすることもありました。そうしたやり取りを通して、少しずつ会話に入れるようになっていきました。こうした経験を重ねる中で、英語で話すことへの抵抗もだんだん小さくなっていったと感じています。
また、授業外での活動も印象に残っています。現地の学生との交流の中で福島についてのプレゼンテーションを行い、自分の地元について英語で説明する機会がありました。うまく言えない部分もありましたが、相手が関心を持って聞いてくれたことで、内容が完璧でなくても伝えようとすること自体に意味があると感じました。さらに、学校のアクティビティに参加し、そこで知り合った人と食事に行くなど、授業以外でも英語を使う機会がありました。こうした日常的なやり取りは、授業よりも自然な英語に触れる機会でもあり、表現の幅を広げることにつながったと感じています。
生活面では、ホストファミリーとの関わりも印象的でした。ハウスルールを確認したときは、日本との違いに戸惑うこともありましたが、自分から聞くことで少しずつ理解することができました。特に朝食が各自である点に対して戸惑いましたが、生活していく中で自分のペースで動けるという面では生活しやすいと感じるようになりました。また、洗濯のタイミングや使ってよいものについても自分から確認することで、不安なく生活することができました。食事のときに少しずつ会話を重ねることで、関係も自然と深まっていったと感じています。
さらに、現地での生活では自分で考えて動く場面が多くありました。移動はほとんどバスだったため、路線や時間を自分で調べて行動する必要がありました。最初は不安もありましたが、実際にやってみるとなんとかなることも多く、分からないときは周囲の人に聞きながら対応していきました。目的地にたどり着けたときには自信にもつながり、少しずつ行動範囲も広がっていきました。このような経験を通して、とりあえずやってみることの大切さを実感しました。
オーストラリアの人々は全体的にフレンドリーで、英語がうまく話せなくても、しっかり聞こうとしてくれる人が多かったです。道に迷ったときや買い物で困ったときにも自然に声をかけてくれることがあり、そのような環境の中で安心して生活することができました。また、バスの運転手や店員が気軽に会話している様子も印象的で、日本との文化の違いを実際に感じることができました。
今回の留学を通して、英語力の向上だけでなく、自分から行動することや、異なる文化の中で人と関わることの大切さを学ぶことができました。最初はうまくいかないことも多くありましたが、実際に動いてみることで少しずつ変化を感じることができました。この経験を今後の大学生活にも活かしていきたいと考えています。