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留学体験記

【オーストラリア】留学体験記ーキャンパスライフと多文化社会での5週間

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2026年2月~3月
人間発達文化学類
 T・Nさん

【学校生活編:想像を超えたスケールと生きた英語】

オーストラリアでの学校生活で一番驚いたことは、大学キャンパスの圧倒的な広さでした。出発前のイメージでは、福島大学のように建物がある程度一箇所に固まっていて、中央に大きな食堂が一つあるような風景を想像していたのですが、実際は迷子になるほど敷地が広く、町の一部のような空間でした。

キャンパス内にはいくつものエリアがあり、それぞれにカフェテリアやショップが集合している場所がありました。移動するだけでも一苦労ですが、その広さが「海外の大学に来たんだ」という実感を強く持たせてくれました。特に印象的だったのは、自然との共生です。敷地内には大きな湖があり、数え切れないほどの木々が茂っています。勉強の合間にそのそこを歩くだけで、日本では味わえないような開放感とリラックスした気持ちになれました。

イベントの多さにも驚かされました。最初の水曜日には、サークルの勧誘を兼ねた大規模なマーケットが開催され、キャンパス中がお祭りのような熱気に包まれていました。無料の食べ物やグッズをもらうことができ私はことでTシャツとサブウェイのサンドイッチをゲットしました。その後も毎週水曜日にはミニマーケットが開かれ、アクセサリーや雑貨、オーストラリアっぽいシャツなどが並びます。

授業についても、1クラス15人前後という少人数編成で、先生と学生の距離が非常に近いのが特徴です。授業内容は教科書を読み進めるだけでなく、ミニゲームやクラスメイトとのペアワークが中心でした。とにかく口を動かす機会が多く、遊び感覚で自然とボキャブラリーやスピーキングの練習ができました。

担当してくれた先生方は、私が言葉に詰まっても根気強く、そして親身になってわかりやすく教えてくれました。もちろんすべて英語での授業ですが、ネイティブ特有の早口ではなく、一音一音をはっきり喋ってくれるので、聞き取りに苦労することはありませんでした。個人的に一番うれしかったことは、現地の「オージーアクセント」を直接教えてもらえたことです。独特の発音や言い回しを知ることで、ホストマザーの言葉や、街中で耳にするオーストラリア人同士の会話が、以前よりもずっとクリアに理解できるようになりました。

【日常生活編:多文化が溶け合う街と、忘れられない思い出の味】

日常生活においても、日本との違いに驚かされることの連続でした。まず、驚いたのは徹底したキャッシュレス社会です。私は滞在中の5週間、一度も現金を使いませんでした。

また、街を歩けば多文化社会であることを肌で感じます。特に中国語を話している人が想像以上に多く、多様なルーツを持つ人々が当たり前に共生している風景には圧倒されました。食文化もその多様性を反映しており、あらゆる国の料理を楽しむことができます。もちろん日本食も見かけますが、お寿司に関しては日本とは少し定義が違うようでした。ネタはサーモンが中心で、あとは「照り焼きチキン巻き」や「ツナ巻き」といったロール寿司が主流。日本の伝統的な握り寿司とは別物ですが、現地の好みに合わせて進化したそのスタイルは、それはそれで面白い食体験でした。また、日本以外の寿司はおいしくないというイメージを持っている人もいると思いますが、そんなことはなく週に1回くらいはサーモンの海苔巻きを買って食べていました。

そして、私がこの留学で何よりもハマってしまったのが、現地のカフェで売っているクッキーです。日本のスーパーで見かけるようなサクサクした軽い食感ではなく、海外風の「ねっちょり」としたチューイーな食感でした。勉強に疲れた放課後や、友達との休憩時間に、温かいコーヒーと一緒にこの「ねっちょりクッキー」を頬張る時間は、私にとって最高の癒やしであり、幸せな気持ちになれる思い出の味です。

気候についても、日差しは確かに日本より鋭く、肌に刺さるような「痛み」を感じるほど強烈でしたが、湿気がほとんどなくカラッとしているため、日本のようなジメジメした蒸し暑さがなく過ごしやすかったです。日向は暑くても、ひとたび木陰や日陰に入ってしまえば、驚くほど涼しく快適に過ごせます。この気候の違いが、現地の人々ののびのびとした性格を作っているのかもしれないと感じました。

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最後に、私の最もお気に入りだった場所について話したいと思います。それは、近代的な高層ビルと豊かな緑が共存しているブリスベンシティです。また、シティから橋を渡ってすぐのサウスバンクは、私にとって最もお気に入りの場所でした。ここには人工ビーチや整備されたベンチがあり、友達と何時間もおしゃべりしたり、ただゆっくりと散歩をしたりすることができました。特にサウスバンクからの夜景がとてもよかったです。

この5週間で英語だけでなくいろんな国の人とかかわる楽しさや文化を知ることができました。振り返ってみると一瞬に感じますが、自分を知るとても良い機会になりました。また、今回の経験で自分のスピーキング能力が足りないということが身にしみて感じたので、もっとスピーキングの練習をしないといけないとわかりました。