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留学体験記

【ドイツ】ドイツ・ミュンスターでの暮らし②

【派遣先】ミュンスター応用科学大学 【派遣期間】2025年9月~ 
行政政策学類
 S・Tさん

こんにちは。ドイツ、ミュンスターでの生活も、気が付けば半年が経ちました。日々の暮らしにも慣れ、この街ならではの魅力や日本との違いも実感しています。今回は、ミュンスターの街の様子や日常生活について紹介したいと思います。

【ミュンスターの街】

 ミュンスターの中心街にはあまり車が通らず、街を迂回するように道路や駐車場が整備されています。そのため街中では人々が歩いて買い物を楽しんでいる様子がみられ、とても興味深いです。

 また、ミュンスターは自転車交通も非常に盛んです。自転車専用道路は、歩道と色分けされて明確に区別されています。皆が曲がる時に手信号で合図したり、追い越す時にベルで合図したり、自転車都市であることを実感します。ミュンスターで自転車に乗り始めた時は右側通行や手信号に慣れておらず、少し困惑していたのを覚えています。特定の駐輪場というものがあまりなく、基本的にどこにでも自転車がとめられていることにも驚きました。中心街に自転車で来る人もたくさんいます。

 プロムナーデ(Promenade)という道もあります。自転車や歩行者のみが通ることのできる並木道で、まちを一周するように4.5㎞ほど続いています。散歩やジョギングをする人も多くいます。

 毎週水曜日と土曜日には、街の広場でマーケットが開催されます。野菜や果物、お魚、お肉、チーズやお花などが売っていて、見ているだけでも楽しめます。隣国であるフランスやオランダからの商品もあり、とても興味深いです。屋台で買ったものを屋根付きのテントやテーブルのあるスペースで食べることもできます。Bratwurst(焼きソーセージ)やPommes(フライドポテト)をはじめとするドイツの料理や、コーヒーやココアなどの飲み物も楽しめます。

 日曜日は、スーパーをはじめほとんどのお店が閉まっています。カフェや中央駅のスーパーなど一部は営業していますが、基本的には日曜日を避けて買い物をする必要があります。

【よく利用するお店】

dm

ドイツの大手ドラッグストアチェーンで、日用品の購入に利用しています。ドイツではハーブティーを飲む人が多く、さまざまな種類のハーブティーが並んだ棚があるのが印象的でした。

 日本とは異なり、体調不良の際に使用する医薬品の多くはdmなどのドラッグストアでは購入できず、薬局(Apotheke)で購入する必要があります。なお病院で診察を受けた場合は、処方箋を受け取り、それを薬局に持参して薬を受け取るという流れは日本と同様です。

Rewe, Aldi, Lidl

 寮の近くには先述したdmやジム、衣料品店、そして3つのスーパーマーケットが集まっています。スーパーそれぞれに特徴や強みがあるので、実際に行って比べてみるのも面白いと思います。野菜や果物は日本よりもプラスチック包装が少なく、ドイツならではのパンも豊富にそろっています。

【決済方法について】

 買い物の際は、キャッシュレス決済も広く利用されています。クレジットカードやスマートフォン決済の利用が便利です。キャッシュレス決済のみ対応のお店もあります。ただし、先述したマーケットでは現金のみの屋台もあるため、必ず持って行くようにしています。

【寮について】

 寮については前回も書きましたが、今回はもう少し詳しく説明したいと思います。寮のキッチンは共用ですが、冷蔵庫と食器棚(調理用品用の棚)は鍵付きの個人スペースが用意されています。広くはありませんが十分なサイズで、盗難の心配もありません。

 キッチンやトイレ、シャワールームなどの共用スペースは、清掃スタッフの方が掃除してくださるので、汚れが気になることはあまりありません。ただ、キッチンには「綺麗に使おう」というような貼り紙があったり、階ごとのグループチャットで注意する人がいたりして、みんなで使うという意識が保たれていると思います。

【春休み】

 春休みは学部によって期間が異なりますが、私は2月初めから4月末まででした。春休み中は様々な国を訪れて現地の料理や景色を楽しむことができました。旅のなかで分からないことや困ったことがあった際には、現地の方に積極的に質問して解決するようにしていました。どの国の方も親切に接してくださり、とても感謝しています。初めて一人でポルトガルを訪れた際に参加した料理教室では、同じく一人旅をしていた方と友人となり、一緒に観光する機会もありました。そのような出会いを通して、旅がさらに思い出深いものになりました。また、スロベニアに留学中の友人にミュンスターを案内することもできました。お互いの留学先を訪ねることができて、とても嬉しかったです。

 〈スロベニアに留学中のHちゃんとロンドンやオランダ、そしてミュンスターを観光できました。〉

トモア9.jpg

〈オランダでは福島大学に留学していた友人と再会することができました。〉

【まとめ】

 ミュンスターでの留学も半年を迎え、徐々に生活にも慣れてきました。日曜日にお店が閉まることや、自転車のルールがしっかりしていることなど、日本との生活の違いに最初は戸惑うこともありましたが、次第にその違いを楽しみつつ、良さを発見できるようになったと感じます。お店で買い物をしないドイツの日曜日は、散歩やハイキングをしたり、カフェでゆっくりしたりと、穏やかな時間を大切にする文化でもあるように感じます。

 また、日々の生活や旅行を通して、自分がまだ知らないことがたくさんあると改めて実感しました。最近の世界情勢や日本社会の問題が日々動き続けている中で、自分に何ができるのかを考える機会も増えました。留学という機会で、ミュンスターで何を学びどのように還元していくことができるのか、今後も考え続けていきたいです。残りの期間も、新しい体験を大切にしながら、さらに学びを深めていきたいと思います。