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留学体験記

【台湾】台湾短期語学研修 留学レポート

【派遣先】文藻外語大学【派遣期間】2026年3月
経済経営学類
 N.Mさん

 

 私は、202631日~314日の2週間、文藻外語大学での短期語学研修に参加しました。文藻外語大学では中国語の学習に加え、先生方が用意してくださった多くの文化体験を経験し、2週間という台湾での短い研修期間が充実したものとなりました。本プロジェクトは今回の実施が初めてで、私自身も初めての海外渡航だったため、渡航前は心配もありました。例えば、私は中国語の学習を週一のクラスでしか行ってこなかったため、研修先の大学での学習についていけるのか、自分自身が台湾の環境に適応できるのかなど、やはり日本語が通じない地に足を踏み入れることへの不安が大きかったです。しかし、実際に台湾に行ってからは、そんな不安は無用であったと感じました。このレポートではそんな私の心境の変化も踏まえつつ、とても充実した2週間となった文藻外語大学での生活について綴ります。

台湾での生活


 まず、台湾に着いて驚いたのはバイクの多さです。道行く乗り物は車よりバイクの方が多く、バイク優先道路のようなものもありました。歩道と車道の間に多くのバイクが止まっており、バイクはかなり近くを通っていくので、歩道でも周りの様子に注意を払いながら歩く必要があります。また、バスは自分が乗りたいバスが来たら手を挙げて、運転手に乗車の意思を伝えるシステムで、事前説明会時にこのことが紹介されていましたが、少し半信半疑でした。しかし、実際に台湾に行って現地の方が手を挙げてバスを止めているところを見ると、これが台湾での日常なのだと感じました。交通だけとっても、日本と大きく異なる部分があり、滞在しているだけで面白く、毎日が新鮮でした。
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 登校時の昼食は文藻外語大学の方々が毎日用意してくださり、様々な台湾の料理を堪能することができました。そして、私たちの食べたいものや昼食の適量などを確認し、考えながら昼食を選んでくださったおかげで、毎日の昼食が楽しみでした。

 また、放課後にはランゲージパートナーが高雄のおすすめスポットや私たちが行きたいと言っていた場所にたくさん連れて行ってくれました。台湾はMRTやバス、路面電車など、移動手段が豊富で便利な反面、慣れていないと移動が難しいため、このサポートによって、高雄を思い残すことなく楽しむことができました。特にランゲージパートナーに連れて行ってもらった場所で印象に残っているのは、MRTと路面電車を乗り継いで行ったかき氷屋さんです。台湾に行ったら必ず食べたいと思っていたものだったため、念願が叶い嬉しく感じました。

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学習について


 私は本プログラムに、2年間履修した中国語の実力を試す目的で参加しました。福島大学での講義を受けていて、一番不安に思っていたのが声調やピンインの発音です。これはただ暗記すればいいということではなく、実際にしっかりと意識しながら発声する練習をすることで身につくものだと私は考えています。しかし、渡航前の私にはその練習が足りず、実際に中国語を使うには発音を改善する必要がありました。そして実際に講義が始まって苦労したのは、当初の予想通り発音でした。日本語にはない発音の仕方や巻き舌の発音、発音の際の口の形など、難しいと感じる部分は多々あり、今までしっかりと発音も練習してきた学生とは雲泥の差がありました。

 しかし、文藻外語大学の先生方は34人の少人数クラスでの授業の中で、一人ひとりの発音をしっかりと指導してくださいました。さらに、発音の難しい単語の入った文章の録音が宿題として出され、それを毎日こなしました。最終日に2週間のそれらの録音を比較したところ、完璧とはいかずとも、確実に成長を感じることができました。初めはとても不安だった講義でしたが、私にとって学びやすく、短い2週間という期間の中でも成長することのできる場所となっていました。また、この成長は、放課後も私たちのサポートをしながら、宿題や中国語についての質問をした際に、一生懸命教えてくれたランゲージパートナーのおかげでもあります。ランゲージパートナーは2週間を通して常に私たちに協力的で、何度もその優しさに助けられました。とても感謝しています。
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 最終日にはお世話になった先生方やランゲージパートナーの前で、2週間で学んだことや体験したことを発表する機会を設けていただきました。とても緊張しましたが、原稿作りやスライド作りには先生方やランゲージパートナーが協力してくださり、2週間で学んだことをアウトプットできる良い場となりました。

授業外での体験


 文藻外語大学では講義外でも様々な体験をすることができました。お茶体験では、日本とは異なる道具を用いて、お茶の先生とともにお茶を淹れる体験をし、日本との文化の違いや台湾茶の美味しさを感じることができました。他にも書道や篆刻づくりもさせていただき、このプログラムに参加したからこそ体験できたものがたくさんあったと感じています。それらの体験はどれも楽しく、新鮮で、このような機会を設けてくださった文藻外語大学の先生方には非常に感謝しています。

 また、休日には台南に出向き、多くのお寺を見学しました。そこでは日本が建てた建物も残っており、台湾と日本の関係について考える時間ともなりました。有名なデパートである林百貨店には第二次世界大戦で破壊された建物がそのまま残されており、戦争の恐ろしさを改めて感じるとともに、こうして観光客が多く訪れる場所に戦争の跡を残しておくことで、観光客にもその土地で起きた戦争のことを知ってもらえることを知りました。
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おわりに


 目まぐるしく過ぎていってしまった2週間でしたが、私にとって今回の研修は非常に充実した時間でした。この研修を通して、語学は実際に使ってみることや使わなければいけない環境に身を置くことで、成長できることを実感しました。台湾は人や食、自然など、魅力がたくさんある場所で、私の中国語のレベルを更に上げてから再度訪問したいと思いました。そして台湾を再度訪れるためにも、これからも引き続き中国語を学び、検定試験にも挑戦していきたいです。

 最後に、このプログラムでは国際交流センターの皆様をはじめ、福島大学の関係者の皆様、そして文藻外語大学の皆様の多くのご協力をいただいたことで、このような充実した時間を過ごすことができました。本当にありがとうございました。