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留学体験記

【カナダ】カナダ短期語学研修を終えて

【派遣先】ランガラ大学【派遣期間】2026年2月
人間発達文化学類 S.Aさん

29日から227日の約3週間のカナダ短期語学研修に参加し、バンクーバーの人々や文化に触れ、多くの学びを得ることができた。

私は、もともと英語が特別できるというわけではなく、将来海外志向があるというわけでもない。しかし、それでも私が今回この研修に参加したのは、今より少しでも英語を話す力を伸ばしたいと思ったことと自分の視野、世界を広げたいと思ったことが理由である。教育を学んでいること、現代のSNSの普及による情報の偏りから、自分の見たものや狭い環境から、ものごとを捉えることが多くなったように感じていた。ほんの小さな一歩ではあるが、より柔軟により広く・深くものごとを考えることができるような貴重な経験をすることができたと思う。

約3週にわたる講義は、福島大学から私を含めて2人と拓殖大学からの7人で構成された9人の日本人クラスにランガラカレッジの教員1人で行われた。第1週が「英語の基礎」、第2週が「カナダ(バンクーバー)の文化」、第3週が「ソーシャルメディアにおける英語(スラング)」について学んだ。授業はすべて英語で行われ、分からないところは先生が簡単な英語に置き換えたり英語で説明したりしてくれていた。ここでは、プログラムの内容もあるが「話す力(スピーキング)」を重点的に授業で取り上げていた。日本では受験に必要な「読む力(リーディング)」、「聞く力(リスニング)」、「書く力(ライティング)」を主に指導されてきたが、ランガラカレッジの授業では頭で変換して瞬時に相手に伝える活動が多かった。さらに実際の会話のようにペアやグループワークも多く、アクセントやリンキングなど実用的な英語の話し方を学ぶことができた。また、教室内だけでなく教室外の活動も多くあった。大学内では、サステイナブルツアーやランガラカレッジの学生との交流活動があり、なかなか行けない場所を見学したり、連絡先を交換して後日一緒に出掛けたりなど3週間をさらに濃くするきっかけとなった。

フィールドトリップでは、Granville IslandMOV(Museum Of Vancouver)Vancouver AquariumCapilano Suspension Bridgeなど多くの場所に行った。MOVではバンクーバーの歴史はもちろん、日本人移民への差別や暴動事件など知らなかった深いかかわりについても知ることができた。この美術館では触ったり体験したりすることが可能で、より身近に感じた。水族館も体験型で、ヒトデやなまこ、クラゲなどに触ることができるスポットがあった。しかし、日本の水族館とは異なり、保護施設としての活動が主であるためイルカやクジラなどのショーは無く、種類や個体数もそれほど多くはなかった。こうした違いを見つけるだけでなく、実際に足を運び背景を理解したうえで学ぶことの大切さに気付くことができたと思う。

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次に私のホストファミリーとの生活についてである。私のホームステイ先は、祖母と母と娘、カナダで働く日本人女性の4人で暮らしている家だった。最初は緊張と英語でのコミュニケーションの難しさから積極的に話すことができなかったが、日が経つにつれて緊張が解け、大学から帰宅して今日あったことを話すうちになんとか会話することができるようになった。ホストファミリーが何度も留学生を受け入れた経験があったため、私の英語のレベルに合った簡単な単語を使ってくれたりスピードを落として話してくれたりしたおかげである。加えて、スマホを使わず自分の語彙だけで伝えようとすることも大きい力になった。ホストファミリーから「英語を話せるようになるためには、英語をたくさん聞くことと自分の持つ言葉で伝えようとすることが大切」とアドバイスをもらい、工夫しながら自分の考えていることを伝えようと心掛けた。

夜には映画タイムがあり、英語の字幕と音声で英語をたくさん聞いた。しかし、思っていることの7割ほどしか伝えられず、もどかしい気持ちと悔しい気持ちが残った。これからも続けていきたい。また、多くのレストランや場所に連れて行ってもらった。カナダがマルチカルチャーだということもあり、本格的な中華料理やインド料理、ベトナム料理を一緒に食べに行ったりサイクリングやビクトリアで外泊したりと貴重な体験をさせてもらった。特にビクトリアは船に乗って向かい、有名なブリティッシュコロンビア州議会議事堂のライトアップを見ることができ、バンクーバーとはまた違った雰囲気を感じた。ホストファミリーのおかげで、なかなかできない経験をたくさんさせてもらい楽しいホームステイだった。
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ビクトリアのほかにも学校帰りの時間を活用してリッチモンドやデルタ、ノースバンクーバーに行き、サッカー観戦やスケート、カフェ巡りなど多くの場所・経験を通して、バンクーバー、カナダの魅力を感じた。初めての海外だったこともあり緊張と不安もあったが、ホストファミリーやランガラカレッジの教員、プログラムに携わる方々のおかげで行く前に思い描いていた以上の経験をすることができた充実した3週間だった。これを思い出として取っておくだけでなく、これからの語学学習、自分の生活に活かしていきたい。