福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【カナダ】カナダ短期語学研修報告レポート

留学体験記

【カナダ】カナダ短期語学研修報告レポート

【派遣先】ランガラ大学【派遣期間】2026年2月
人間発達文化学類 O.Aさん

はじめに


私は人見知りしやすい性格で、初対面の人とコミュニケーションをとるのがあまり得意ではない。自分が留学向きではないことはわかっていたが、英語圏への留学は入学当初からの目標だったので、今回カナダでの短期研修に参加することを決めた。本レポートでは、そんな私がカナダのバンクーバーでどのような時間を過ごしたのかについて述べていこうと思う。

学校生活


ランガラ大学はバンクーバーにある公立のカレッジで、交通の便が非常に良い場所にキャンパスを構えている。学校の近くにバス停と電車(スカイトレイン)の駅があるので、授業が終わった後はいろいろなところに遊びに行くことができた。

授業は2月9日から27日まで、3週間に渡って行われた。福島大学からは私を含めて2人の学生が参加した。私たちがバンクーバーに到着した日には、以前福島大学に勤めていたマクマイケル先生が空港まで迎えに来てくれた。マクマイケル先生は最後の日にもお見送りに来てくれて、私たちの姿が見えなくなるまで手を振ってくれた。

私たちは拓殖大学から参加した7人の学生と一緒に授業を受けた。合計9人、日本人だけのクラスだったが、授業内では英語を使うように言われていた。カナダの文化、英語の発音のコツ、フォーマルな質問の仕方、ボディランゲージ、インターネット用語など、たくさんのことを学んだ。

校外学習も楽しかった。新鮮な食べ物や可愛らしい雑貨がひしめくグランビル・アイランド、バンクーバーの歴史について事細かに学ぶことができるバンクーバー博物館、愛くるしいラッコやウーパールーパーに会えるバンクーバー水族館、四方八方を自然に囲まれたキャピラノ吊り橋......。どの校外学習も非常に胸が躍るもので、写真を撮る手が止まらなかった。また、授業内で現地の学生と交流したのも面白かった。知り合ったうちの数名とはインスタグラムのアカウントを交換した。

最初の頃、私は内向的な性格と英語への自信のなさから、授業中も授業外でもほとんど発言することができなかった。本当にやっていけるのだろうかと不安だったが、環境に慣れるにつれて次第に口を開くことができるようになっていった。先生やクラスメイトが気さくに接してくれたおかげでもあった。

授業最終日にはクロージング・セレモニーが行われ、証書と卒業記念品のペンを授与された。セレモニーに向けて英語の歌を練習したのも良い思い出である。

image001.jpg
▲大学のロゴ

ホームステイ


私のホームステイ先はホストマザー、ホストファザー、17歳の娘、13歳の息子、犬という家族構成だった。バンクーバーに到着した日、ホストマザーが車で迎えに来てくれた。私は助手席に乗った。窓からリスが道路を横切るのが見えて、そのとき初めて「私は今カナダにいるんだ......」と実感した。しかし、英語で「リス」を何と言うかが分からず、感動を伝えることができなかった。もどかしかったのを覚えている。

 ホストファミリーとの思い出の中で特に印象的なのは旧正月のパーティーだ。ちょうど私が滞在していた期間、アジア系の移民が多いバンクーバーでは街中で旧正月(Lunar New Year)が盛大に祝われていた。私のホストマザーは中国系で、その親戚が家に集まり、パーティーが開かれた。私はガチョウやアヒルの肉、美味しいデザートをごちそうになった。そして、お年玉をもらった。封筒の裏に私の名前が書かれているのを見つけたとき、私はとても幸せな気分になり、日本に大切に持って帰ろうと思った。
image002.png
▲お年玉の封筒
image003.jpg
▲街で見かけた、旧正月を祝うランタン飾り

観光


放課後や休日は街を冒険する絶好のチャンスだ。クラスメイト皆でダウンタウンへ出かけたり、同じ大学から参加した友人と二人で過ごしたり、現地の学生と一緒に遊んだり、一人で気の向くままに街を散策したりと、さまざまな経験をした。トーテムポールや蒸気時計、イングリッシュベイビーチのイヌクシュクなど、バンクーバーらしいものを生で見ることができたのは嬉しかった。

数々の思い出の中でも、ノースバンクーバーで夕日を見たときのことは鮮明に覚えている。この夕日が沈んだら私の研修も終わってしまうような気がして、どうしようもなく切ない気持ちになった。

▲スタンレーパークのトーテムポール
image005.jpg
▲ノースバンクーバーで見た夕日。このとき、残りの日程は全て雨予報だったことが私の感傷に拍車をかけた(幸いにも予報は外れた)

食事


朝食

3種類のシリアルの中から好きなものを選んで食べることになっていた。他にも、パンにヌテラ(チョコクリーム)を塗ったものやバナナを食べてもよいと言われていた。

昼食

家からサンドイッチを持参して、クラスメイトと一緒に校内のカフェテリアで食べることが多かった。カフェテリアにはカナダを代表するチェーン店Tim Hortonsが入っていた。砂糖とミルクを2杯ずつ入れたコーヒー、double-doubleが特に有名なメニュー。他にも学内にはStarbucksSubwayがあったが、私がいちばん足繁く通ったのはTim Hortonsだった。いちばんカナダっぽいし、日本には店舗がないからだ。

夕食

3週間のうち半分くらいは家で、もう半分は外で食べた。カナダでは白米があまり出ないと思っていたが、思っていたよりは口にする機会が多かった。外食に関しては胃のキャパが追い付かないことがあったが、残した分をパックに詰めて持って帰ることができるサービスのおかげで助かった。
image006.jpg
Tim Hortonssmall double-double(学内ではない店舗)

おわりに


3週間はあっという間に過ぎ去った。私がこの研修をいい思い出にできたのは、バンクーバーで出会った人たちが親切にしてくれたからである。初めての海外がバンクーバーで良かったと心から思う。また、サポートしてくれた福島大学の国際交流センターの方々にも感謝している。

私は今も内向的な性格のままだが、この研修を経て、少しだけ自分の殻を破ることができた。この3週間で学んだことや身に着けたことを、これからの長い人生に役立てていきたい。