

こんにちは。10か月間のミュンスターでの生活を終え、日本に帰国しました。
留学生活は長いようであっという間でした。今回は2セメスター目からの生活と総括を書きたいと思います。
後期に取得した授業はSoziale Arbeit als raumproduzierende Disziplin(空間創出としてのソーシャルワーク)とEnglisch für Sozialarbeiter*innen(ソーシャルワーカーのための英語)の二つでした。
空間創出の授業の中では、ドイツでは合法である大麻の使用をめぐり、ミュンスターの広場の現状が取り扱われることがあり、興味深かったです。試験はプレゼンテーション形式で、自身が経験したことや持っているものを活かすことができるよう努めました。質疑応答も行われ、ドイツ語で議論することへの課題を感じました。アカデミックな内容でも的確に議論できるよう、これからもドイツ語を勉強していきたいです。
英語の授業は試験がグループプレゼンテーション形式で、3人組のグループになった現地の学生と仲良くなり、プレゼン資料を作る時間以外にも、アー湖でピクニックやカードゲームをしたりアイスを食べたりして、かけがえのない楽しい時間を過ごすことができました。皆でアイデアを出し合い、本番では納得のいくプレゼンテーションができて嬉しかったです。
▲グループプレゼンテーションを一緒にした友人と湖で過ごした時間
ドイツには「日本デー」(Japan Tag)という大規模なイベントがあり、日本の屋台料理や書道、漫画のイラストレーションのワークショップなど様々なものが提供されています。私は、福島大学に留学していた友人に紹介していただき、福島県のブースに入ってお手伝いさせていただきました。沢山の方にブースを訪れていただき、福島の魅力や現状を伝えることができたと思います。赤べこや起き上がりこぼしなど、県の伝統工芸品や縁起物についてドイツ語や英語で説明することは少し難しかったですが、理解してもらえた時や「福島に行ってみたい!」と言っていただけた時はとても嬉しかったです。
また、ミュンスターで行われた「ありがとう祭り」(Arigatou Fest)でもボランティアとして参加し、巻き寿司やカレー、おにぎり販売しました。準備の段階から皆で意見を出し合って工夫することができ、イベントの後は達成感がありました。
▲「ありがとう祭り」で作った巻き寿司
これらの二つのイベントを通して、ドイツでは日本に興味をもっている方が沢山いることを知りました。ドイツ人と日本人の双方が、楽しみながらお互いの文化を知ったり学びあったりしていくことが有意義な国際交流や異文化理解につながっていくと感じました。
▲友人にドイツ料理を教えてもらいました。
日本で学んできたドイツ語はもちろん役に立ちましたが、それ以上に現地で学んだドイツ語がとても大きかったと感じています。例えば、現地の友達にスラングやカジュアルなドイツ語をたくさん教えてもらって、教科書には載っていない生きたドイツ語を知ることができたことは大きな収穫でした。
ドイツに来て最初は、友人と話す際に「もっとドイツ語で詳しく話せればいいのに」ともどかしさを感じたり、日常会話以上の深い話になった際は思った通りの内容が話せなかったりしました。しかし会話や授業、日常生活の積み重ねの中で、話せる内容が増えていき、最後の方は友人と様々な話について真剣に話すことが好きな時間の一つになっていました。
授業では、日本では学べない内容を、ミュンスターだからこそ学ぶことができました。ドイツ語を通して専門的な内容を学ぶことで、日本で学ぶのとは異なる視点や考え方に触れることができ、留学する意義を感じました。
また、授業の中で先生のドイツ語が分からなかった時や、ドイツ語の論文を短時間で読む必要があった時に、先生が個人的に英語で説明をしてくださったことがありました。そのため英語に助けられ、英語を通してドイツ語への理解も深まりました。留学を通して、英語が世界共通言語であると実感したことも多くあり、ドイツ語のみでなく英語も海外でのコミュニケーションにおいて重要であることが分かりました。今後も両言語を学んでいきたいと思います。
留学生活は楽しいことばかりではありませんでした。ドイツ語という言語の壁にぶつかることも多々あり、悔しさや辛さも感じました。でもこれらの壁は留学において当たり前であるとも感じています。向き合うことで、いつの間にか自分では思っていたよりも言語が伸びていたり、楽しんで吸収することができるようになっていたりしました。
ミュンスター、そしてミュンスター応用科学大学という場所を留学に選んで本当に良かったです。ミュンスターの街はとても綺麗で、人も親切でした。バスに乗ると席を譲り合っていたり、道を尋ねてもとても親切に教えてくださったりしました。大学では実践的な学びが提供されていて、自身の興味を楽しく探究しながら学習することができます。私が授業や留学生活でつまずいた時は、学部の先生方が親身になって話を聞き、サポートしてくださりました。
ドイツへの留学を考えている方は、ミュンスターへの留学を自信をもっておすすめします。
▲ミュンスターの街
▲最後にベルリンを訪れることができました。
一年生の頃に留学を決意し、本当に実現させることができて、非常に嬉しかったです。そしてここに来なかったら出会えなかった人、沢山の個性あふれる友人に出会えて、とても幸せでした。
留学まで、そして留学中も沢山の人が応援して支えてくださいました。とても感謝しています。ありがとうございました。
留学生活の全てが宝物です。留学に行かれる方は、一日一日を大切に、楽しんでください。応援しています!