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留学体験記

【交換留学生より】福大での留学生活が私に教えてくれたこと

【出身国 / 大学】台湾 / 国立台北大学 【在学期間】2019年10月~2020年9月
地域政策研究科特別聴講学生 L.Tさん


 台湾人として、そして交換留学生として福島に来て、もう3ヶ月が経った。院生として福島大学に留学することができて、本当によかったと思っている。最初は、日本語が全然うまく話せなくて、自分から声を掛けるより、バディのほうが積極的だったが、当時の私にはその「積極性」に、かなり助けられた。

 仙台空港に着いた時、バディ達はわざわざ車で迎えに来てくれていた。仙台空港では在留カードが交付されないが、留学ビザの入国審査の前に観光ビザでの入国者を通すため、審査時間が予想よりもかかったことで福島大学の職員の方とバディ達を長く待たせてしまった。やっと入国審査を終え、全ての荷物を持って出口に出ると、皆さんは全く嫌な顔をせず、笑顔で私達を迎えてくれた。

 話は変わるが、私は他の留学生と少し違い、2019年の6月に一度福島大学に来たことがあった。行政政策学類の大黒太郎先生のプログラムに参加し、飯舘村や南会津町などで、大黒ゼミの院生、学部生達と一緒に色々なことをして、一週間楽しく過ごすことができた。
そのときの私は、あまり福大生と話すことはなかったが、福島の学生たちの親切さに救われたことが数回あった。
 大黒先生との繋がりは今年の3月に始まったが、まさかこの縁がここまで続くとは、本当に思わなかった。なぜなら、そのとき、大黒先生とは挨拶程度の会話しかなかったからだ(笑)。
 大黒ゼミの院生も、私の出身大学である台北大学大学院に交換留学することになったので、9月にも少しだけ一緒に遊んだりした。
 また、大黒先生の親友の村上雄一先生も9月に自分のゼミ生を連れてきて、台北大学で一日の朝とお昼に遊んだ。そして、その翌日、私は台湾から福島に来た。なかなか過酷なスケジュールではないか、と思う人はきっといるだろう(笑)。

 現在私は、日本語の授業だけでなく、行政政策学類の高橋有紀先生のゼミで学類・院生の授業を受けている。また村上先生の誘いで、村上ゼミも参加させていただくことになった。村上ゼミでは二名の台湾人留学生たちと一緒に学んでいる。大黒ゼミは高橋ゼミと授業時間が一緒だったため、参加することができなかった...。

▲福島刑務所と刑務支所に施設見学に行ったときの記念写真〔高橋ゼミ〕

▲台湾人留学生である私達のために
お菓子を買ってくれて歓迎会を開いてくれた〔村上ゼミ〕

 さて、私が今まで感じたことも、少し書きたいと思う。最初は日本語を聞き取るのに必死だったが、徐々に聞き取れるようになった。次の問題は人とどのように接するかであった。英語でペラペラ話せる人と中国語を母国語とする人との根本的な違いがあったことで、他の国の人から理解も想像もできない、様々な悩みを持つのではなかろうか。いろいろな国の人と接するのは、さまざまな国の文化と交流することである。

 では、どのように様々な国籍の人達と接すればいいのか、私は少し前まで非常に悩んでいた。しかし、文化の違いを深く感じたと同時に、いろいろ考えて至った結論は、「自分らしさを守ること」である。

 考えすぎると、徐々に自分を見失う可能性がある。自分らしさを守れば、対人関係のリスクを負う必要があるが、最後に親友になれるどうかは自分の自然な姿を示すことが必要だ。そのため、私は新たな一歩を踏み出すことができた。人は時々最も簡単なことを忘れてしまって、そして苦しくなるが、こうした時は、やはり他の人に相談することが大事だと思う。忘れてしまったことを取り戻すためにも、新たな見方を生み出すためにも。


日本に交換留学したい台湾人たち(他の国の人もご参考にできると思いますが)へ

 現在福島大学と協定校になっている台湾の大学は、台北大学と文藻外国語大学だけです。台湾の大学の数がもっと増えたらいいなと思います。
ここに来て3ヶ月が過ぎた今、私は、日本に交換留学したい人に福島大学をお勧めしたいです。
 日本語の授業の先生の教え方は分かりやすいですし(※一部の先生はあまり英語で説明しませんので、漢字を使っていない国の人にとって分かりにくいところがあるかもしれません。大変だと思いますが、諦めずに頑張ってください!)、交換留学生は自分の所属する学類以外の授業も受けることができますし、ふくしま未来学入門という授業も、必ず福島のことを好きになるきっかけになると思います!(笑)
 それから、バディたちの親切さが最も素晴らしい部分だと思います。たとえ自分のバディが忙しかったり、空いている時間がなかったとしても、他のバディ達に自分のニーズを伝えたら、彼らがあなたを助けに来ます。
 もし日本に交換留学しようとする人がいたら、福島大学を一つの選択肢としてもらえば、いや、福島大学にしてください------!!

ここまでお読んでいただきありがとうございました。皆さんに参考にしていただければ幸いです。

【中国語訳】

大概瀏覽了之前的留學生寫的留學報告,果然覺得留學不只是「生活」的部分,可以的話也想跟點進這篇報告的大家分享自己至今為止的一些感觸和體會。

首先,真的很慶幸自己能夠作為碩士生來到福島大學交換。
身為來自台灣的外國留學生,待在福島的時間已經經過三個月。
最初的時候完全沒辦法把日文說好,比起自己主動找學伴搭話,更多其實是學伴積極地找自己搭話。
這對當時的我來說,幫助可以說是非常大。

抵達仙台機場時,學伴特地開車來接機。 明明在仙台機場無法直接拿到在留卡,但入國審查的手續仍然以觀光簽的人優先,只開了一個櫃台審查給留學簽的外國學生,結果通過入國審查的時間比預期還久。 而這也導致間接拉長了來接機的福島大學的職員和學生等我們的時間。 等到終於通過入國審查,將全部行李上手走出去之後,老師和學生完全沒有露出一絲不耐煩的表情,臉上掛著笑容熱情地對我們表達歡迎。 這邊稍微換個話題,事實上我跟其他留學生有些不一樣的地方。在這邊很多的留學生可能是第一次來福島,但我在今年六月其實已經來過一次了。 當時托行政政策學類的大黑太郎老師的福,我和大黑老師的學生和碩班生一起在飯館村及南會津等地體驗了很多事,那七天的每一天都過得非常充實。 雖然那時候的自己沒能跟大家好好說上話,可是福島大學的學生們真的很親切,其中也好幾度都是因為有他們在才得以化解當場的尷尬。

跟大黑老師第一次見面是今年三月的時候,但自己都沒想到這個緣分居然能夠維持到現在。畢竟,當時我跟大黑老師除了打招呼和問候以外,幾乎沒有說上話。
大黑老師指導的碩士生因為來我的大學交換,所以九月的時候也有一起出去玩。

另外,大黑老師的好朋友村上雄一老師也在九月的時候帶著他的學生來台北大學,不過當時只相處了一個早上和一個下午而已。
然後隔天我就飛來福島了。
一定有人覺得行程怎麼可以滿成這樣 (笑)

現在的我,不只上中級和上級的日文課,也同時選修了行政學類的高橋有紀老師的大學以及研究所的課。再者,因為村上老師的邀請,也會每周去旁聽村上老師的專題演習。跟另外兩個也是台灣來的學生一起(笑)
大黑老師的專題演習跟高橋老師因為開在同一個時段,所以沒辦法去......

然後,我也想在這邊簡單談談自己至今為止的一些感受。
最初光是聽懂日文就很吃力了,但逐漸上軌道之後,接下來面臨到的就是人際關係方面的議題。
能夠說一口流暢的英文的人與中文母語者之間因為存在根本性的差異,所以大家或多或少都有各自的煩惱,

而那個煩惱並不一定是別的國家的人可以想像到或可以理解的。
接觸不同國家的人,其實就是在跟孕育他們到現在的文化交流。
那麼在這種多文化的情境下,我應該如何跟這麼多各國的人相處呢?
我之前為此煩惱了一陣子。
但是在深深感受到文化差異,經過一番思考後得到的結論,其實就是「做自己」。
想太多真的很有可能迷失自我。
無可否認的,做自己的同時必定會承擔一定程度的人際風險,但最後能夠成為摯友,也攸關於能否展現自己最自然的一面。
於是,我感覺我再次找回人際相處中自己最自在的狀態。
有的時候,人會忘記最簡單的道理而感到痛苦。
在這個時候,我覺得找人談是很重要的一件事。

無論是為了找回忘掉的道理,還是發覺新的詮釋角度,

我認為找他人或專家諮詢都是一種把自己重新找回來的方式。

給有打算來日本交換的台灣人(當然其他國家的人也可以參考):
現在與福島大學締結姊妹校的台灣的大學只有台北大和文藻外語大而已。
希望之後福島大學在台灣的姊妹校可以越來越多。
待在這邊已經三個月,我想跟有意願來日本交換的人推薦福島大學!
(※福島大學的日文老師的教學方式非常淺顯易懂,尤其是上級日文課,中級日文課的話會需要具備一定程度的漢字基礎,對台灣人來說很好懂,但其他國家就有點吃力了......)
交換學生只要有興趣,也可以修所屬以外的課,這也是為什麼我是碩士生卻有辦法下修大學部的課。
而且我認真覺得,福島未來學入門這堂課太可怕了,上完的話沒人不會愛上福島吧(笑)
只是,我覺得當中最棒的地方,果然還是學伴們人都很親切這點!即使自己的學伴很忙,只要你願意透露自己的需要,其他學伴也都會很樂意給予幫助。
如果有想要來日本交換留學的人,可以將福島大學當作一個選項。不、就來福島大學交換吧----!!

謝謝看到這邊的大家,希望這些內容能夠成為大家的參考。