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留学体験記

【留学生より】福島での生活

【出身国】中国 【在学期間】2019年4月~2021年3月
地域政策科学研究科 L.Fさん

 

 時間のたつのは早いもので、あっという間に福島に来て2年が過ぎました。実は、日本に留学して自立した生活を送ることが、子供頃からの夢でした。

 私は子供の頃から日本のアニメーションが非常に好きでした。アニメーションの中の美しい風景、妖怪や神話の話、そして綺麗な日本語の発音は常に私に寄り添っており、絶対にいつかこの国に行ってみたいと思っていました。

 
 日本に近づきたいから、大学の専攻は迷わず日本語を選択しました。これは私が日本に向かうための第一歩となりました。大学での勉強によって、日本と中国との緊密かつ相互依存的な経済関係を学びました。グローバル化の時代では、アジア地域が世界にとってますます重要になっています。日本で学ぶことは将来的にアジア全域で活躍できる人材になるための近道だと感じ、日本に留学することを心の中で決めました。

 大学4年生の時、私は交換留学生として、福島で一年ぐらい生活しました。私にとって、福島は特別な場所で、第二の故郷と言えます。福島での生活は非常に楽しいです。

 福島での生活のリズムは、東京のような大都市と比較すると、ゆったりとしており、プレッシャーもそれほど高くないです。東京では、街の人々が前向きに速いスピードで歩いている様子が印象的ですが、福島ではのんびりと暮らせる感じがあります。また、人々が優しいので、時折心が癒されることもあります。コンビニでアルバイトしている時、多くのお客様に「日本語が上手ですね。頑張ってください!」との励ましを受けました。このように、福島の人達の善意と暖かさを感じる機会があります。さらに、福島の風景は美しいです。高いビルばかりではなく、美しい自然を見ることが出来ます。このような場所で暮らしていることを、とても幸せだと感じています。

 日本に来てから、沢山のことを感じました。例えば、日本人はどんな小さいことにも常に感謝の気持ちを持っているということです。日本人からよく聞かれる「先日は、どうもありがとうございました。」という言葉ですが、そのような感謝の気持ちはとても良いと思います。また、日本人はどんな悪いことに遭っても、自分の方から先に謝ると感じられます。私が不注意で人にぶつかってしまったとき、相手の方は自分がわるくなくても、「すみません」と先に謝りました。そして、最後に、日本人は相手に対する尊敬の気持ち持っているとも感じています。昨年の夏、私はボランティアとして「第29回世界少年野球大会 福島大会」に参加しました。各国から参加する少年少女と寝食を共にし、お世話をしながら練習や試合に同行し、審判や対戦チームの通訳を担当しました。王貞治さんが中華台北チームの子供たちに挨拶する時、私も通訳を担当しました。終わった時に王貞治さんは私に握手をしながら「あなたもお疲れ様でした」と言って下ったのはとても印象深いことでした。



 今年の夏休みに、福島大学で募集した2019年韓国語・韓国文化体験プログラムに参加しました。この韓国研修を通して、発展を遂げる韓国の雰囲気を味わうと同時に、韓国の最先端で貴重な経験ができたことは、今後の自分にとって大きな利益になりました。このような国際交流活動を通して、普段の生活では出会えない人と出会い、話をすることで視野が広がりました。新しい価値観を生み出すことができたこと、自身の成長を実感しています。

 この二年間、様々な活動に参加する中で、日本に対する愛情がさらに深くなりました。卒業後はこの感情を抱きながら、日本映画の海外輸出を行う企業に就職するつもりです。実際の職場において、大学院で学んだ知識を磨き上げ、貴重な仕事経験を積み、日本社会への理解を深め、架け橋として、日中両国の友好交流に貢献できる人材になりたいと思っています。



中国語訳

在福岛的生活

时间过得很快,转眼间,已经是来福岛的第二年了。实际上,来日本留学对于我来说,在实现自立的基础上,也实现了我小时候的梦想。

我从小的时候,就非常喜欢日本的动画电影。动画电影中美丽的风景,妖怪和神话的故事,再加上动听的日语发音,陪我度过了孩童时代。我的梦想就是什么时候有机会一定要去一下这个梦一样的国家。

为了靠近日本,在没有犹豫的情况下大学的专业我选择了日本语。这是我迈向日本的第一步。通过在大学的学习,我明白了日本与中国紧密并相互依存的经济关系。加上在全球化的时代里,亚洲对于世界来说,渐渐变得重要。在日本学习,将来可以成为在亚洲活跃的人才。因此决定了来日本留学。

大学四年级的时候,我作为交换留学生在福岛生活了一年的时间。对于我来说,福岛是特别的存在,可以说是我的第二故乡。在福岛的生活非常愉快。

首先,生活节奏比东京那样的大都市缓慢,压力也没有那么的高。去东京的时候,街上的行人面向前方快速的行走给我留下了很强的印象。但是福岛是慢慢生活,轻松愉快的感觉。其次,街道上的人非常的温柔,时常有治愈心灵的感觉。在便利店打工的时候,经常有客人说:"你日语说的真好啊,加油!"以此来激励我。通过像这样的事,让我感受到福岛人的善意和温暖。最后,福岛的风景非常的美丽。不仅仅只是有高楼,也可以看到自然风光。在这样的福岛里,我无比幸福的生活着。

来了日本,让我感受深刻的事有很多。比如说,日本人无论多小的事都抱有感谢的心。有日本人的地方经常可以听到:"之前谢谢了"。这样感谢的心我认为非常的好。除此之外,日本人无论遇到多么糟糕的事,都会首先自己道歉。比如说,在街上不小心撞到人,明明是自己的错,却先从对方口中听到"对不起"。最后,日本人对于对方的尊重,让我觉得印象非常深刻。今年夏天,我作为志愿者参加了"第29回世界少年棒球大会 福岛大会"。和从各国来参加的男孩女孩吃住在一起,在照顾他们的同时,陪他们一起去练习、比赛,担任他们与裁判和对方团队的翻译。王贞治先生在和中华台北小孩子打招呼的时候,我也担任了翻译。结束的时候,王贞治先生面向我和我握手并说"你也辛苦了"。给我留下了非常深刻的印象。

其次,今年夏天,通过福岛大学的国际交流中心,我参加了2019年韩语·韩国文化体验活动。通过这次韩国体验,在感受韩国发展的同时也体验了各种各样很多最先段的贵重的事情。对今后的自己非常的有益。通过这样的国际交流活动,和在日常生活中见不到的人见面、说话,视野也变得非常广阔,产生新的价值观,感觉自己也慢慢的成长了。

在日本生活的两年,我参加了各种各样的活动,对日本的感情变得深刻。今后抱着这份感情,打算毕业后在日本关于电影进出口的公司工作。在实际的职场上,把研究生学的知识更加磨练,积累贵重的工作经验,想要使对日本社会的理解更加深刻。期待可以变成桥梁,为中日两国的友好交流可以做贡献的人才。