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留学体験記

【交換留学生より】福島のあの日、過去から未来へ

【出身国 / 大学】台湾 / 文藻外語大学
【在学期間】2023年10月~在学中 経済経営学類特別聴講学生 L.Tさん


2011年3月11日、忘れがたい、忘れられない災害が発生しました。日本だけでなく、世界中に影響を及した──福島第一原子力発電所事故。
当時の311については、放課後にニュースで繰り返し放送されていた救援活動の映像をぼんやりと思い出します。

福島大学に来てから、学校の先生方の案内で福島原発を訪れました。壊れた1号機を目の当たりにして(中に入るためには厳しく検査され、身分確認があり、金属製品や携帯電話などはすべて持ち込み禁止です)、深い衝撃を受けました。

第一原子力発電所以外にも、双葉郡にある「原子力災害伝承館」も訪れました。この建物は、すべての出来事を記念するために建てられました。中には311の真実が展示されており、特に印象的なのは地震のために救助できなかった重症患者や、移送中のバスの中の出来事、さらには多くの患者を手書きの登録フォームで管理していたことなど、すべての展示物が当時の恐ろしい状況を思い起こさせます。

伝承館の目的は、これらの記録を保存し、そこから教訓を引き出すことです。また、外にあるラッキーマンホールカバーは、福島を象徴するポケットモンスターであり、この場所が永遠に幸運であり、幸せをもたらすことを願っています。

自分が事故現場からそんなに近くにいるとは思いもしませんでしたが、事件後の福島が過去の傷を癒やしつつあるのを見て、将来がますます良くなると信じています。

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【母国語訳】

2011年3月11日,發生令人相當難過,忘也忘不掉的災害。不只是日本,也延伸至全世界--福島第一核電廠事故
關於當年的311,只依稀記得放學後當日新聞台不斷轉播的救災畫面,而自己也沒想過到來福島大學的一年間,在學校師長的帶領下能去參訪過福島核電廠。

親眼看見壞掉的1號(入內檢查超級嚴謹,搜身、驗證身分外金屬製品和手機等全部無法帶)深感震撼。

除了參訪第一核電廠外,也到來這棟位於双葉郡的《原子力災害傳承館》就是為紀念這一切事件所建,裡面全都311發生的真實情況,印象最深刻是醫院部分因為大地震而無法救災的重度傷患活生生就...、或是途中在移轉的巴士上...、甚至到院人數過多、或統計傷患手寫下的登記表,每個圖文都讓人憶起當下的怵目驚心

傳承館的目的就是把這些記錄下去且從中吸取教訓,而外面的吉利蛋人孔蓋(日文發音類似英語的Lucky)是福島的代表神奇寶貝,願這所在能永遠幸運、幸福,招來福報

從來沒想過自己會離事發地那麼近,而事件所後的福島也在慢慢修復過去的傷痕,相信未來會越來越好的。