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留学体験記

【交換留学生より】日本文化体験

【出身国 / 大学】台湾 / 文藻外語大学
【在学期間】2024年10月~ 経済経営学類特別聴講学生 Ⅼ.Sさん

知らず知らずのうちに日本に来てもう半年経った。楽しい時間は早く感じるという説はあるが、この半年はそうではなかった。時間が早く感じられなくて、むしろ時間が長いと感じた。その説によると、この間が苦しかったのか。そうでもなくて、ずっと愉快な気分で過ごして、これからどんな事が体験できるか毎日楽しみに過ごしている。きっと経験したことない物事が多すぎるから、こういう感じがしたのだろう。

ずっと慣れない冬を乗り越えてから、花が咲き揃う春が来た。福島の町の隅々がピンクの色調に染まっている。台湾の桜は多数が山に咲くから、平地で数多くの桜を見るのは初めてだった。桜の咲く期間は短いと聞いたから、早めに会津の喜多方市にある旧日中線の遺跡に行った。三キロにわたる歩道の両側の桜が満開だった。昔に残された汽車が道の中心にあって、遠くから見るとまるで桜トンネルに抜けているようだ。

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この半年の間、旅行以外にもバイトでよりネーティブな日本語を学んでいる。最初の毎日は不安を感じながら、言うことや理解が間違って同僚に迷惑をかけるかどうかを心配していたが、同僚が丁寧に教えてくれて、多数のお客様もフレンドリーだから、ミスしてもあまり非難されなくてプレシャーはそんなに重くはなかった。繰り返す対話練習をして、段々とネーティブな人の喋るスピードが聞き取れてきた。徐々にお客様を案内できるようになった。

ある日とあるおばあさんが店内に来て、レジのインターフェースとコーヒー機のやり方が慣れていなかった。自分が知っている手順に従って、最初から最後まで操作に導いた。全部が終わったら、おばあさんが僕が外国人だと気づいた。「日本語が上手ですね。」と言って、礼儀正しくお礼を言ってくれた。その時から自分の日本語が良くなってきたのを意識した。ネーティブな人に対しては大したことじゃないが、僕にとっては、言葉には言い尽くせない達成感になった。

中国語訳:

不知不覺之中,來日本已經過了半年了。人們總說愉快的時間過得總是很快,但這似乎無法用來形容我這半年的生活。我自己並不覺得這段期間過得很快,反倒是有些漫長。依照前面的說法,那麼我過得很痛苦嗎?倒也不是,這段期間我心情始終保持在愉悅的狀態,每天都在期待著接下來能夠體驗什麼事物。大概是太多新奇的事物才讓我有這種感覺吧。

經歷我始終不習慣的冬天之後,迎來百花齊放的春天。福島的街上各處都染著粉色調的氣息,台灣的櫻花大多開在山上,所以這是我第一次在平地上看見那麼多櫻花。據說櫻花的花季非常短暫,所以我抓緊時間去了一趟會津的喜多方市,舊日中線鐵道遺址處。長達三公里的步道兩側開滿了櫻花,以前保留下來的火車就放在了中心,遠遠看去就像是火車在穿越櫻花隧道。

除了旅行之外,這半年我有試著透過超商打工,來學習更加道地的日文。最開始每天我都懷揣著忐忑的心情,生怕自己說錯話或理解錯誤造成同事的麻煩。不過,同事很有耐心的教導我,加上多數的客人也都很友善的緣故,即使犯錯也不會過於苛責我,讓我的壓力不至於太大。經過反覆的對話練習,漸漸地就能聽懂本地人說話的速度,也能有條不紊地引導客人。

有次有位老奶奶來到店裡,不是很熟悉操作收銀機的介面以及咖啡機的操作。我按照所知道的步驟,從頭到尾指示她該如何操作。一切都完成之後,她意識到我是外國人,她誇讚我的日文很好,並很有禮貌地跟我道謝。這時我才意識到我的日文真的進步了很多。即便對於本地人只是一件小事,但對我而言這依然是難以取代的成就感。