福島大学トップ福島大学の国際交流留学体験記 > 【交換留学生より】出会いの中で成長を得る

留学体験記

【交換留学生より】出会いの中で成長を得る

【出身国 / 大学】中国 / 河北大学
【在学期間】2025年9月~2026年3月 地域デザイン科学研究科(経済経営専攻) 特別聴講学生 C.Xさん



日本への留学生活はあっという間に過ぎ去り、半年という時間も終わりを迎えた。異国の地に初めて足を踏み入れたときの不安と緊張から、別れを前にした今の落ち着きと名残惜しさまで、この旅が私にくれた一番大切な贈り物は、思いがけず出会った温かさと驚き、そしてその一つ一つの出会いの中で、未熟さが少しずつ剝がれ落ち、成長していく自分自身である。半年の間に、私が出会ったのは、私に温かな気遣いを向けてくれた先生方やクラスメイトだけではない。これまで映画や文学作品の中でしか知らなかった日本という国そのものにも、実際に触れることができた。最後のひとときに、私は会津若松や鎌倉などさまざまな土地へ足を延ばし、各地の異なる風景の中で、自分自身や世界と静かに向き合う、やわらかな対話の時間を持つことができた。

 日本に来たばかりの頃は、言葉の壁や文化の違いに戸惑い、授業ではなかなかペースについていけず、生活の中でもどう振る舞えばよいのか分からずに戸惑うことが少なくなかった。そんな中で幸運だったのは、温かい先生方やクラスメイトに出会えたことである。彼らはまるで一筋の光のように、異国で学ぶ私の道を照らし、寄り添ってくれることで、私は少しずつ勇気と寛容さを身につけていく。私の日本語の先生はとても穏やかで忍耐強く、留学生が抱える大変さをよく理解してくださっていて、いつも段階を追って丁寧に指導しながら、私たちが言葉の壁を乗り越えられるよう導いてくれた。授業では言語だけでなく文化や習慣も交えながら教えてくださり、私たちの日々の勉強や生活を気にかけ、積極的にサポートしてくれた。先生の励ましのおかげで、私は話すことへの恐怖心を克服し、クラスで積極的に発言できるようになり、日本語力も目に見えて伸びていく。クラスメイトの存在も、私にとっては家のような温もりを与えてくれた。クラスメイトたちは親切でフレンドリーで、キャンパスや周辺の環境を案内してくれるだけでなく、日常でよく使う言葉や表現も丁寧に教えてくれた。また、さまざまな国から来た留学生たちとは、お互いに励まし合い、支え合いながら、一緒に勉強し、日々の出来事を分かち合った。こうした出会いを通じ、私は人と関わりながら学ぶことの大切さを知り、コミュニケーションの取り方や協力する姿勢を身につけると同時に、人と人とのつながりをより大切に思うようになった。

 温かい人々や出来事との出会いと同時に、私は「日本」という国の素顔にも触れることができた。映画や小説の中で抱いていたイメージは、実際に生活してみることで、良い意味で大きく覆された。ここには、大都市ならではのにぎやかさやエネルギーがある一方で、地方の小さな町には静けさと安らぎが広がっている。最先端の技術や現代的な街並みが目まぐるしく発展していく一方で、古くから続く伝統文化や価値観も大切に守られ、受け継がれていた。そのバランスの美しさは、想像していた以上に心を打つものである。日々の暮らしの中で意識して周りを見渡してみると、整然とした街並み、礼儀正しく思いやりのある人々、生活の中に自然に溶け込んでいる「日常の温かさ」、そして神社やお寺に満ちる静謐な空気など、日本文化ならではの魅力を肌で感じることができた。 

留学生活も終盤に差し掛かった頃、私は授業の合間を縫って旅に出ることを決めた。この半年を振り返ったとき、「あの場所に行ってみたかった」と後悔を残したくなかったからである。会津若松は、豊かな歴史と美しい自然に恵まれた土地で、古い建物や落ち着いた景色が今も大切に残されていた。その風景の中を歩いていると、都会とはまた違う、日本の素朴な一面に触れることができ、時間の流れまでゆっくりになったように感じた。そこでは、「急いで前に進むこと」だけが成長ではなく、立ち止まり、心の声に耳を傾けることもまた大切なのだと教えられた気がする。その後に訪れた鎌倉は、アニメや映画の舞台として多くの人に知られている場所でありながら、実際に歩いてみると、とても穏やかで心地よい空気が流れている街である。湘南の海から吹く潮風、鎌倉高校前の印象的な風景、歴史ある寺院の厳かな佇まい。その一つ一つが、勉強や将来への不安でいっぱいになりがちだった心を、静かにほぐしてくれた。江の島で過ごした時間もまた、忘れがたい思い出である。見晴亭の窓辺に腰掛け、遠くにそびえる富士山を眺めていると、さまざまな雑念がすっと消えていき、ただ「今、この瞬間」を味わっている自分がいた。
image001.jpgimage011.jpgimage009.jpgimage005.jpgimage007.jpg

 こうして振り返ってみると、半年という時間は本当にあっという間だが、その中身は驚くほど濃く、かけがえのない出会いと学びに満ちていた。温かな人々との出会い、本物の日本の姿、多彩な風景との出会い。それらすべてが、私の成長の道を明るく照らしてくれた。そのおかげで、私は以前よりもずっと、自立心や勇気、寛容さを持てるようになったと感じている。留学前の私は、何かあるとすぐに両親に頼り、知らない環境に対しては不安の方が大きく、一歩を踏み出す勇気が足らなかった。けれども、この半年の経験は、そんな自分を大きく変えてくれた。慣れない環境で生活を切り開いていく中で、困難に直面しても自分で考え、行動し、乗り越えようとする力が少しずつ育っていく。また、異なる文化や価値観を持つ人々と関わることで、自分の考えを押しつけるのではなく、相手の立場に立って物事を捉えようとする姿勢も身についたと感じている。この留学は、単に日本語能力を高めたり、視野を広げたりするだけでなく、私自身の性格や物事の捉え方をも深く変えてくれた、大きな転機となった。

 日本で出会った人々、経験した出来事、目に焼きついた景色は、すべてが私の人生の中でかけがえのない宝物になっていくのだと思う。それらの記憶は、これから先、壁にぶつかったときや迷いそうになったとき、きっと私をそっと後押ししてくれるはずである。これからの私は、この半年で得た成長と力を胸に、より揺るぎない、落ち着いた心で未来に向かって歩いていきたいと思う。新たな場所で、新たな人々や出来事との出会いを楽しみにしながら、自分の夢を追い続け、人生という長い旅の中で、これからも成長を重ねていきたい。そしていつか振り返ったとき、「あのとき、日本に留学して本当によかった」と心から思えるような自分でありたいと願っている。



中国語訳

在相遇中收获成长

 赴日留学的时光转瞬即逝,半年的时间画上了句号。从初次踏入异国他乡时的不安与紧张,到如今面对离别时的从容与不舍,这段旅程赠予我最珍贵的礼物,便是那些不期而遇的温暖与惊喜,以及在每一次相遇中,青涩一点点褪去、不断成长的自己。这半年里,我遇见的不仅是给予我温暖关怀的老师与同学们,更亲身触摸到了此前只在电影与文学作品中了解的日本本身。在最后的时光里,我前往会津若松、镰仓等多地,在各地各异的风景中,拥有了与自己、与世界静静对话的温柔时刻。

刚到日本时,我因语言障碍与文化差异倍感困惑,课堂上难以跟上节奏,生活中也时常不知如何自处。幸运的是,我遇见了温柔的老师与同学们,他们如一束束光,照亮了我在异国求学的道路,陪伴着我,让我渐渐拥有了勇气与包容。我的日语老师温和又耐心,十分理解留学生的不易,总是循序渐进、细致地指导,帮助我们跨越语言的壁垒。课堂上,老师不仅教授语言,还融入文化与习俗,时刻关心我们的学习与生活,主动给予支持。多亏老师的鼓励,我克服了开口说话的恐惧,开始在课堂上积极发言,日语能力也肉眼可见地提升。同学们则带给我如家一般的温暖,他们亲切友善,不仅带我熟悉校园与周边环境,还耐心教我日常常用的词句与表达。我与来自各国的留学生们互相鼓励、彼此支撑,一同学习,分享日常点滴。通过这些相遇,我懂得了在与人交往中学习的重要性,学会了沟通与协作,也更加珍惜人与人之间的联结。

在遇见温暖的人与事的同时,我也触碰到了日本最真实的模样。曾经在电影、小说中形成的印象,在亲身生活后,被美好地颠覆。这里既有大都市独有的热闹与活力,也有地方小城的宁静与安逸;既有飞速发展的尖端科技与现代都市风貌,也有被悉心守护、代代传承的古老传统文化与价值观。这种平衡之美,远比想象中更触动人心。在日常生活中留心观察,整洁有序的街道、礼貌体贴的人们、融入日常的温暖、神社与寺庙里静谧的氛围,都让我切身感受到日本文化独有的魅力。

留学生活步入尾声时,我决定利用课余时间出行旅行,只因不想在回顾这半年时,留下 "没能去成那些地方" 的遗憾。会津若松是一座坐拥厚重历史与秀美自然的城市,古老建筑与悠然风景被完好保留。漫步其间,我触摸到了日本不同于都市的质朴一面,连时光都仿佛变得缓慢。我也在此懂得,成长并非只有匆忙向前,停下脚步、倾听内心的声音,同样至关重要。之后前往的镰仓,虽是因动漫、电影被众人熟知的地方,亲身漫步却能感受到格外平和舒适的气息。湘南海岸吹来的海风、镰仓高校前令人难忘的风景、历史古寺的庄严模样,一点点抚平了我因学习与未来而紧绷的心。在江之岛度过的时光,更是难以忘怀的回忆。坐在见晴亭的窗边,眺望远方矗立的富士山,心中杂念尽数消散,只专注地感受着当下的每一刻。

回首望去,半年时光匆匆而过,内里却无比充实,满是无可替代的相遇与收获。与温暖之人的相遇、真实的日本风貌、与多样风景的相遇,这一切都照亮了我成长的道路。也正因如此,我比从前更加独立、勇敢,也更具包容心。留学前的我,遇事便依赖父母,面对陌生环境满心不安,缺少迈出第一步的勇气。而这半年的经历,彻底改变了我。在适应陌生环境、开拓生活的过程中,我渐渐拥有了直面困难、独立思考、主动行动、克服困境的能力。与拥有不同文化、价值观的人交往,也让我学会不强行灌输自己的想法,学会站在对方的角度看待事物。这场留学,不仅提升了我的日语能力、拓宽了视野,更深刻改变了我的性格与看待事物的方式,成为我人生中重要的转折点。

 在日本遇见的人、经历的事、铭刻于心的风景,都将成为我人生中无可替代的宝藏。这些记忆,定会在我今后遭遇挫折、陷入迷茫时,默默给予我力量。未来的我,会怀揣这半年收获的成长与力量,以更坚定、从容的心走向前方。我期待着在新的地方,遇见新的人与事,继续追逐梦想,在人生这场漫长的旅途中,不断成长。我也衷心希望,当某天回首往事时,能发自内心地觉得:当初赴日留学,真的太好了。