国際共修を取り入れた学習活動では、文化・言語的に多様な背景をもつ学生同士の学び合いが促進されます。国際共修のプロセスの中で、学生たちは他者の背景を理解し、互いの良さを生かしつつ自他が成長すべきところを補い合う創発的な学習をおこなっています。このようなプロセスを通して、学生たちは主体的な学習者に成長していくことが期待されます。
本シンポジウムでは、ICLコンソーシアムを利用し国際共修を体験した学生の学びの成果を報告します。さらに、学生が学生の学びを支え、主体的学習者になっていくための学習環境としての国際共修の可能性をシンポジウム参加学生とともに探ります。国際共修を取り入れた授業の改良を図りたい、これから国際共修を取り入れた学習活動を計画したいという方のご参加をお待ちしています。
<ICLコンソーシアムとは>
東北大学、福島大学、東京外国語大学、信州大学、大阪大学、神戸大学の6大学は、大学の国際化促進フォーラム選定プロジェクトとして2021年度に『国際共修ネットワークによる大学教育の内なる国際化の加速と世界展開』を開始しました。
本プロジェクトでは、6大学が国際共修(Intercultural Collaborative Learning)の教育実践を共有するコンソーシアム(ICLコンソーシアム)を形成し、多様な文化・言語的背景からなる学生同士の協働を授業・活動に組み入れた国際共修の教育実践を共有することで、我が国の国際教育の高度化や国際的通用性の向上を図ることを目指しています。
・国際共修の学習効果に関する調査報告
・学生による国際共修を取り入れた授業科目を履修した学びの成果報告
・学生によるグループディスカッション:「国際共修で得たものとこれからの私の学び」
・総括
オンライン(Zoomを使用)
日本語
3月2日(木)13:00-15:00
200名
2月24日(金)正午
応募フォームより登録
東北大学ICL事務局 icl-admin@grp.tohoku.ac.jp