2020年7月19日(日)と25日(土)にスタディーツアーが開催され、16名の交換留学生たちが参加しました。
交換留学生たちは「福島の歴史と文化」の受講を通して、東日本大震災以前の福島県の歴史と文化について一年間学んできました。
このツアーは、福島の歴史と文化に由来する場所を直接見学・体験し、福島の魅力を再発見する事で、帰国した後に福島と福島大学で学んだことを海外から発信し続けてもらうために実施されたものです。
中通りの歴史については、福島の果樹産業の成り立ちや、土湯こけしなどといった伝統工芸品の由来について、また、磐梯山噴火と裏磐梯の誕生や、中世からの紛争における猪苗代の地理的な重要性を学習してきました。
▲中野不動尊で朝のお参りをしました。
▲あづま果樹園で桃狩りを初体験
▲土湯でこけし絵付け体験
▲足湯でリラックス
▲五色沼でボートを楽しむ学生達
▲猪苗代湖にて
浜通りの歴史については、相馬藩と磐城藩の歴史について学習をし、野馬追に関しても調査発表を行ってきました。また、潮の目文化や、戦後の工業地帯の発展など、中世からのいわき地方の地理的な重要性や、現在風評に苦しむ原釜海水浴場の状況についても学んできました。
▲南相馬市博物館
▲北郷騎馬会のたちとの懇談の後、甲冑を試着しました。
▲原釜で海水浴を楽しむ留学生
▲アクアマリン福島にて
■実際に訪れることで、授業で学んだ場所や歴史をより身近に感じる事ができました。また、研修旅行中も、新しい発見がたくさんありました。例えば、今までは磐梯山の噴火がどれほど大規模な物であったかを知る由もありませんでした。実際に訪れる事で、地域の活性化に多大な尽力がされた事に、改めて感謝をする事ができました。
■参加する前から福島は美しい場所だとは思っていましたが、この研修のおかげでこれから一生そう思い続けると思います。
■美しい福島を直接体験する事で、授業での学びがより深まりました。
■もちろん中通りや裏磐梯は素晴らしい場所だとは知っていましたが、授業でこれらの場所の歴史や文化を事前に学んでいたため、より一層楽しむ事ができました。
■研修旅行で行った場所全てが素晴らしい場所でした。本当に美味しい桃を食べる事ができました!自分一人ではできないような貴重な経験ばかりで、とても嬉しかったです。