文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」5期生に福島大学から初めて採用され、昨年10月に帰国された人間発達学類4年の岡田美優さんが、1月10日中井学長を表敬訪問し、留学の成果を報告しました。
岡田さんは2016年の10月からドイツのケルンにて、ドイツの障がい者スポーツ協会や地域のスポーツクラブに所属し、現地の方との交流を深めながら、障がい者スポーツ先進国であるドイツの政策や指導法などを学ばれました。ドイツでは地域ごとにクラブがあり、国が補助金を出すなど、障がい者が気軽にスポーツすることが出来るための環境が揃っており、「この政策は理想だと感じた」ということです。
留学中は、福島から来たということで、様々な質問をされたという岡田さん。「世界では、福島を誤解している人が多い。震災を経験した福大生が世界で被災経験を伝えて、今の福島を発信することが必要だと思う」と話されました。今後は、自分の体験もとに、海外留学のすばらしさを伝える活動を積極的に行う予定です。
現在トビタテ9期生を募集中です。詳しくは下記リンクをご覧ください。
http://kokusai.adb.fukushima-u.ac.jp/info/cat2/2017/12/11/002653.html
「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度です。
2020年までの7年間で約1万人の高校生、大学生を「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の派遣留学生として送り出す計画です。
派遣留学生は支援企業と共にグローバル人材コミュニティを形成し"産業界を中心に社会で求められる人材"、"世界で、又は世界を視野に入れて活躍できる人材"へと育成されます。
帰国後は海外体験の魅力を伝えるエヴァンジェリスト(伝道師)として日本全体の留学機運を高めることに貢献することが期待されています。
(「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」ホームページより)
http://www.tobitate.mext.go.jp/index.html