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【ルーマニア】帰国報告書

【派遣先】ブカレスト大学   【留学期間】2016年2月~2017年2月
経済経営学類3年 佐藤 実咲

ルーマニアでの生活


 ルーマニアでの生活は安全で充実したものとなりました。そしてこの一年間で様々な異文化に触れ、自分の固定観念であった考えが徐々に寛容に、そしていろいろ角度から見るようになったと感じています。

 留学前に抱いていたルーマニアのイメージといえば野犬やマンホールチルドレンなど悪い情報ばかりで心配でしたが、実際に行ってみるとその情報は昔のもので現在はだいぶ改善されていることが分かりました。公共機関でも安全なもの、安全な時間帯に行動し、大使館からの注意喚起のメールもチェックしていましたので、危ない目に合うことなく生活することができました。

 学校以外では、日本企業、ルーマニア支店をいくつか見学させていただきました。そして日本企業がルーマニアに来て何をしているのかなど企業のグローバル化というものを見て学ぶことができました。そのほかには国内旅行に行きました。切符の買い方や道の尋ね方、レストランでの注文の仕方など少しルーマニア語も交えながらの旅でしたので、言語、計画実行の練習ができました。ルーマニアにも方言があり、日本人のように標準語と方言の使い分けができないことには驚きました。地域独特の料理にも気候や文化の影響を受けていることが分かり、大変興味深い旅でした。

 ルーマニアでの貴重な体験といえば、2月に刑法の恩赦に関するデモが起こりました。ルーマニア人は政治や社会のシステムの整備が不十分な分、自分たちで戦わなければならないという姿勢を持っています。学生も政治や社会の動向には耳を傾け、意見を持っています。日本では今の状態に満足できるほどシステムが整っているので、政府と戦わなくともよい生活ができるのだと思いました。私もルーマニアの学生たちを見て政治に関心を持ち、日本で今何が起きているのかを日本人として考えていきたいと思いました。

 日本ではできない様々な体験を通して自分の世界が広がり、充実した一年間でした。今までお世話になったブカレスト大学の先生方、福島大学の職員の方々、奨学金を出していただいた政府、皆さん感謝の気持ちでいっぱいです。貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。


▲友達の実家で伝統衣装を着て撮影

 

学習の様子


 後期は授業に慣れ、英語の能力も向上したと感じたので前期より多く授業を受けました。そして前期は絶対に無理だと思っていた文学の授業にも挑戦することができました。文学ではシェイクスピアやジョン・ダンの詩など古い英語を使った古典を勉強し、今までただ見てきたシェイクスピアの作品をもっと踏み込んだ形で考え、古典の深みや面白さを知りました。ゼミでは子供の言語獲得の過程を学ぶ授業を取り、普通の言語学習とは違い、子供は言語を構築する能力があり、幼少期特有であるということはとても興味深かったです。今まで経済が専門でしたので、英語学部の文学や言語のメカニズムを学ぶことができてとても面白かったです。


▲日本語の先生をしてる方との食事会



アドバイス


①英語の筆記体を理解できるようにしておく
(授業中に先生がおすすめの本を紹介するとき、単語をメモするときは筆記体で書く先生がほとんど)

②日本の歴史や宗教について学んでおく
(授業で何のテーマにかかわらず宗教や歴史に関する話が出てくるので、日本の宗教とヨーロッパの宗教、カトリック、プロテスタント、東方正教、その他独自のイギリス国交会などの宗教の関係性、特徴を知っておくとより授業が理解できて面白い。友達も世界史や宗教の話だと盛り上がる)

③自分の得意なことをはっきりさせておくと、それつながりの友達ができる
(ゲーム、アニメ、ドラマ、スポーツ、写真、絵画、映画、ファッションなんでも)

④最初から目標を立てておく
(1年はあっという間に過ぎていくし、生活しているうちに単位を取るというプレッシャーもないので怠けていく。なので最初から目標を持ち常に意識するように心がけたほうがいいと思う。)

⑤ルーマニア語を少しは勉強してみる
(せっかくなので挨拶だけでなく文法や単語も少し勉強してみるとすごく面白いし、授業でも例文で簡単なルーマニア語を必要とすることがあるので役に立つ)

⑥挑戦してみたいことを書き出してみる
(留学生活は日本の生活より時間がたくさんあるし、ルーマニアは物価が安いのでお金もある。なのでぜひ日本では挑戦できなかったことに挑戦する機会です。海外旅行、本を読む、少し高いレストランや大人の社交の場に参加してみるなど)

⑦せっかくなので積極的に友達を作る
(海外での生活で友達を作ると言語練習もできるし、友達の話を聞いて世界も広がる。生活の助けもしてもらえる。こちらが積極的になれば相手も関心を持ってくれるはず)

▲寮で日本食パーティー

▲ブカレスト大学の茶道部

▲新年をブカレストでお祝い

▲日本から帰ってきた友達とカフェで食事