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【アメリカ】新たな学びと発見の日々~オザークス大学での生活を通して~

【派遣先】オザークス大学   【留学期間】2017年1月~派遣中
人間発達文化学類4年 吉田 繭

 はじめに

 2017年1月12日にアメリカのアーカンソー州に到着して、3カ月が経とうとしています。私は初めてのアメリカでの生活で、最初は右も左も分からず不安な毎日でしたが、少しずつ大学での授業や生活にも慣れ、充実した日々を送っています。

 私が交換留学をしているオザークス大学(アーカンソー州)は、豊かな自然に囲まれたアメリカ南部の田舎に位置しており、学生数も約620人と非常に小規模の大学です。一方で、20以上の専攻科目があり、学生は自分の専攻科目の他にも興味があれば副専攻科目も受講し、幅広く教養を深めることができます。私は、現在、教育専攻の授業のほかに特別支援教育専攻の授業を受講しています。また、第二言語の学生のための英語の授業も受講し、基礎的な英語力やレポートの書き方などについて学んでいます。図書館やパソコン室など学内の学習施設、さらに、個別的な学習サポートシステムも非常に充実しており、効果的に学習することのできる環境が整っています。

 今回は、私の3カ月間のオザークス大学での経験をもとに、大学での学習の様子や学習環境について紹介していきます。

大学での授業

 私は、教育専攻の授業として、Theory of Human Learning とBehavior Management in the Classroomという授業を受講しています。Theory of Human Learningの授業では、小さなグループ活動をベースとしながら、学習者の認知発達やモチベーション、記憶機能など、毎回の授業で様々なトピックについてディスカッションを通して子どもたちがどのように発達し学んでいくのかについて学んでいます。その他に、セメスターを通して制作するGlobal Learning Project というプロジェクト学習も行っています。このプロジェクトでは、大学で自分と異なる文化をもつ学生を探し、互いの情報交換や異文化的体験などの交流をし、ビデオを制作する活動を通して、異文化について理解を深めていきます。また、小・中・高校へ学校参観をする機会もあり、それまでの授業での学びが実際の学校現場でどのように生かされているかについて見て、考えることで、より効果的な学びをすることができました。

 Behavior Management in the Classroomの授業では、教室内における生徒・教師について、より具体的に学習しています。例えば、アメリカでは、それぞれの担任教師が自身の教室を自由にアレンジすることができるため、教室環境をどのように工夫するかについて実際にモデルを作成する活動を行いました。また、この授業でも中学校を参観する機会がありました。私は、10時間の算数のクラスの観察を通して、教師が教室でどのような役割を果たし、生徒がどのように学びを深めていくのかについて、様々な視点から理解を深めることができました。

 さらに、特別支援教育専攻では、Families & Students in Diverse Societyという授業を受講しています。この授業では、特別支援教育の基本的な制度をはじめ、ADHDや自閉症、聴覚視覚障害など障害のある児童について、グループでの調べ学習やプレゼンテーションのほか、シミュレーションや特別支援学校参観など体験的な活動を通して、特別な支援を必要とする児童について学習しています。課題の一つであった半日車いす体験実習では、通常の日に授業や昼食、移動を含め、半日車いすで生活することで、これまで気付くことのなかった車いす生活者の困難に気付くことができ、支援の在り方や重要性について考えることができました。

 すべての授業がディスカッションなどを中心として、学生主体で進められるため、様々な考え方に出会い、毎日新しい発見をしながら楽しく学校生活を送っています。しかし、話し合いの場面で、自分の考えをまとめて発言することが未だ難しく、今後の課題であると感じています。

 大学の学習環境

 オザークス大学のキャンパスは比較的小さいですが、学習環境は非常に充実しています。

 平日は図書館が夜の12時まで使用できるほか、スタディールームやパソコン室は休日も含め24時間利用することができます。そのため、多くのインターナショナルの学生がそうした施設を利用して、授業の課題などを進めています。

 また、個別的な学習システムも充実しています。このシステムでは、それぞれの学生の必要に応じて、無料で各授業のためのチューターをつけることができます。Student Success Centerというとことに チューターの申請を出すことで、すでにその授業をとっていた学生を探し、学習をサポートしてくれます。私もいくつかの授業のために、この制度を利用し、宿題のリーディングや授業で分からなかったことを聞いたり、レポートの添削をしてもらったりしています。授業の準備や授業内容の理解、課題をこなすために、たくさんの時間がかかってしまう私にとって、このチューターのサポートは非常に助けとなっています。その他にも、Student Success Centerでは、定期的にライティングのサポートも行っており、授業のためのレポートなどを添削してもらうことができます。

 3カ月間の学習を通して感じた事は、第一に課題の多さでした。毎回の授業のためにたくさん資料や教科書を読み、レポートを提出する必要があります。授業はすべて予習を前提として進められるため、最初はとても困難に感じていました。未だ、様々な場面で難しさを感じることがありますが、オザークス大学の充実した学習サポートシステムのおかげで、楽しく、充実した大学生活を送っています。