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【オーストラリア】クイーンズランド大学短期語学研修報告書

【派遣先】クイーンズランド大学   【留学期間】2017年2月~3月
共生システム理工学類2年 荒井 佳史

 私は2017年2月12日から3月19日までの35日間のクイーンズランド大学短期語学研修に参加した。私は以前から海外に短期留学したいと考えており、大学生協で短期留学のパンフレットをかき集めて留学先を決定しようと矢先に偶然、このプログラムの募集を知り、締め切りまで1日しかなかったので、その場でこのプログラムへの参加を決めた。急な決断だったが、このプログラムとの運命的な出会いによって素晴らしい5週間を過ごすことができた。

 このプログラムは、クイーンズランド大学に付属するICTEという語学学校で5週間の間、英語を集中的に学習するというものであり、最初に行われる振り分けテストの結果によって自分のレベルにあったクラスに振り分けられた後、午前中に2時間の授業を2コマ受けるというものだった。この時期は日本の大学では春休みであるが、ほかの地域では休みではないため、語学学校には多くの日本人学生が英語を学びに来ていた。私はレベル4に振り分けられたが、クラス18人のうち15人が日本人であるという少し残念なクラス分けであった。それでも、休み時間は数少ない外国人クラスメイトのイタリア人、ラオス人と中国人と交流を深め、各々の国について知ることができたのは非常によかったと考えている。また、授業もネイティブの先生から教わるため、日本で教わる授業よりも実践的な英語を学ぶことができ、またオーストラリアでの独特な言い回しなどを学ぶことができて楽しく英語を学ぶことができた。

 今回のプログラムは5週間だけであったが、日本とオーストラリアの違いについて少しだけ理解することができたと感じている。例えば、オーストラリアは多民族国家であり、様々な人種の人と知り合うことができる。UQ-wasabiという日本語サークルでも、オーストラリア人はもちろん、中国人、シンガポール人や果てはオマーン人など日本では会うことができない人とたくさん知り合うことができた。また、現地の学生との交流により、いかに能動的に学ぶことが大切なのかということを痛感することができた。また、オーストラリアの物価は高いが、その分賃金も高く、平均年収は700万~800万円と言われており、お店は平日の5時か6時にはほとんど閉まってしまうので、余暇が生まれるため、なんとなく閉塞感が漂っている日本に比べて、オーストラリアの人々には余裕があるように感じ、羨ましく思った。このようにオーストラリアには日本よりも良い面があったが、店員のサービスなどでは、日本のサービスのほうが格段によいと感じた。

  次に、自身の英語力の成長について述べたいと思う。出国する前は、自分自身の英語力にほんの少しだけ自信があったが、機内食の注文を一回で伝えられることができず、そんな妄想は一切やめることにした。今回のプログラムでなによりも痛感したことは、英語を話すために使う脳と書くために使う脳は全く別物であるということである。日本の英語教育は、大学受験に特化し、多くのリーディング、文法事項を叩き込まれる。そのため、難しい単語を知らなくても、関係代名詞を使うことで少し複雑な文章を書くことができるが、スピーキングに関する教育を全く行われないため、簡単な文ですら話すのに苦労した。しかし、授業やホストファミリーと英語で話すにつれて、簡単な英語はすぐに返せるようになった。さらに、4週目や5週目には、ホストファミリーや現地の学生にちょっと上手になったねと褒められるくらいに英語を話せるようになったのは本当にうれしかった。なので、日本に帰っても定期的に英語を話す機会を設けて、英語を上達させたいと思う。さらに、ホストマザーが観ていたミリオネアーの司会者が何を言っているか見当もつかなったが、4週間目には司会者が何を言っているのか理解することができるようになっていたのには本当に驚いた。

 最後に、たった5週間という短いプログラムではあったが、自分の持っている知識を生かし、もがきながら英語をひねり出すことが何よりも大切なことであることを実感し、一喜一憂しながら自分の英語の向上を実感することができた。またそれと同時に、もっとここに滞在すれば格段に成長することができると感じた矢先にオーストラリアをたたなければならないことが本当に残念でならなかった。今回のプログラムでは、ホストファミリーや現地の学生に本当に恵まれ、出発前は交換留学など考えもしなかったが、このプログラムを契機に交換留学に挑戦してみようと思い始めたり、国際関係の仕事もいいなと思い始めたりするようになった。このように今回プログラムは、私の人生を変える本当に良い機会となった。