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【中国】留学レポート

【派遣先】重慶理工大学   【留学期間】2017年2月~派遣中
経済経営学類3年 畠山 せえな

はじめに

 私は2017年2月から、中国の重慶理工大学に交換留学生として留学しています。このレポートでは、重慶での3ヶ月の大学生活・日常生活について、留学を考えている学生の力になるように、考えていない人にも楽しんでもらえるように紹介していきます!

中国・重慶について

 重慶は山城と呼ばれているほど山が多いのですが、工業地帯なので思っていたより発展している地域です。夏は40度を超える猛暑地帯で、激辛料理が有名です。重慶といえば火鍋ですね!
 その他にも美食・「千と千尋の神隠し」のモデルになったとされる美しい観光地がたくさんあります。上海・北京は完全に観光地化されていますが、重慶には古くからの町並みが残されているので、私はたまに街をのんびりお散歩しています。
 そしてなんといっても切り離せないのが、日本と重慶の歴史です。大学の地下鉄最寄り駅の名前が"九公里(9km)"でその他にも四、五、六、八公里と距離を表す駅名がありますが、これは日中戦争時の重慶爆撃の爆撃機落下地点からの距離を表しているそうです。さらに重慶で一番栄えている地域には、抗日戦争に勝利した記念に建てられた解放碑があったり、何気なく友達と訪れた植物園でも日中戦争歴史が垣間見えたりして、毎日の生活の中に日本との歴史が見えてきます。そんなこともあり、「日本嫌い」と言われることも何度かありましたが、私は今の本当の日本を伝えるために、中国語をここ重慶で学んでいます。

大学生活について


◆大学と講義
 重慶理工大学には留学生が比較的少なく、ベトナム、ベラルーシからの学生が多いです。日本人は大学中どこを探しても、重慶の他の地域を探しても滅多におらず、勉強は必死に食いついていかなければならない環境なので、語学力向上には最適の地域と言えます。中国人学生の中には、日本が大好きだけど日本人の友達がいない学生が多いので、すぐに友達ができます。日本人が居ないため、様々な人からの関心が多く集まり、自由が効かないことも多々ありますが、留学生センターの先生や数多くのボランティア学生が力を貸してくれます。
 クラスについてですが、毎日100分の中国語講義が2、3個あり、その他に私は英文学の講義も取っています。クラスメイトは通常の9月入学なので、ピンインもろくにわからない私が半年遅れて入った時には差を感じました。そのような中、初講義で結婚式についてのプレゼンをしたのは今でもよく覚えています。
 最初は本当に何も聞き取れませんでしたが、友達の協力もあり今は不自由なく生活しています。さらに、この大学の図書館は綺麗で有名な上、6階まであるので勉強に集中する環境が整っています。

学校行事

 中国の大学には行事がたくさんあります。歌手王者大会(ちなみに三位でした)や、ディズニーパレードを見ているかのような、クオリティの高い運動会のパレードの他、ハグするお祭りにも参加しました。これ以外にも学内には毎日テントが張られており、学生がイベントを開いていたり、道には毎週変わるポスターや横断幕があって面白いです(粗品を貰えるものが多く毎日楽しいです)。その他にも映画鑑賞会や異国文化体験期間があり、今後は日本文化祭を開く予定です。このように、ただひたすら勉強するだけでなく、たまに気分転換できる場があるのも中国の大学の魅力です。

重慶での日常生活について


◆住居や物価、治安について
 私は大学内にある寮に住んでいます。2人部屋でフロアには共同キッチンもある上、カードキーで棟に入ったあと、留学生は特別に指紋認証キーがあったり、夜の見回りが徹底されていたりと安心できる環境です。でも最初は何かしら壊れています。いきなり温水管理の機械が大爆発してCGのような大きな炎を見たこともあるし、幽霊がいるのか!と思ってしまうくらい、次々に物が壊れて、結局部屋を変えてもらったこともあります。
 でもここからが更に驚きです!なんと家賃は月220元!(約4000円。上海の友達の大学寮の6分の1の値段です) 物価がとにかく安いです。学食は5元(80円位)でお腹いっぱい食べられるし、肉まんは10円位です。夕方から深夜にかけて、大学の周りには激安屋台がたくさんあるので、いつでもお腹パンパンです。
 公共交通は本当に安く、いくら遠くてもバスは一定金額の2元(35円)、そして個人タクシーも安価で便利です。
 治安については、野良犬はたくさんいますが、スリは今のところ見たことがないし、傘を盗まれる率が高かった日本に比べて、傘もカバンも盗まれたことはないので、大学内では平和に暮らすことができるはずです。でも、やっぱり重慶は貧富の差が大きいので、常に危機管理をすることを頭に入れておいてください。

◆日本との違い
 日本と違う点はたくさんありますが、その中でも驚いたのは、中国はおごりの大国ということです。中国では現金払いよりも、携帯アプリで一括払いするのが基本なので、「今回は私が出すから、次は別の人が払ってよ~!」という流れになります。 私が中国に来たばかりの時は、「歓迎される側なんだから当分払わないで!」 と言われ、ご飯や映画など、何から何までおごってもらっていました。他にはトイレットペーパーが基本無いということと、洗濯機を使うと洋服が汚れる、という点ですが、これらはすぐに慣れるので問題ないです(笑)。
 また、日本よりも外見に気を使うことをしないように思われます。3日間ほど同じ服の人が多いです(これはあくまで有的中国人の場合で、すべての中国人がそうだと断定できるものではありません)。大学内には人目を気にせずにふるまうカップルが多く、ここからも日本との違いを感じることができます。
 それから、私は一定期間ごとにホームステイを行っています。学習意欲向上のほか、その土地の文化など、普段の生活ではないものを見ることが出来るし、中国のパパ、ママから学ぶことがたくさんあり、とても刺激を受けています。

事前準備と私なりの勉強法紹介

 私が中国への留学を決めたのは出発4ヶ月前でした。第二外国語はフランス語だったので、一から新しい言語を学習し始めることに不安はありましたが、むしろ短期間の方が急ピッチに伸びるので楽しいかもしれません。(私は中国語できないから・・で留学を諦めるのは早いかな、と思います)
 留学前の勉強は大切ですが、精神面のケアの方法を学ぶ事と、本を出来る限り読むことをお勧めします。現地に来てしまえば語学はどうにかなりますし、留学生活の中では、語学より人間関係が原因で起こるトラブルが多いからです。それを素早く解決できる精神面を磨いてください。
 私は留学の選考面接で緊張してしまい、泣きながら教室を出て、国際交流センターの職員に励まされるほど精神面は弱かったのですが、留学前になんとか改善することができたので、留学中の精神面が心配な人も準備をすれば心配無用です。

 私なりの勉強法ですが、"とにかくたくさんやる" です。どの国にも学覇と呼ばれる、寝る暇を惜しんで勉強に励む人たちがいます。最近はその人たちと夜遅くまで勉強をして、たくさん話してたくさん意見を聞く場を作っています。重慶理工大学の留学生は授業も詰まっていないので、日中寝て過ごす人がかなり多いですが、留学することはゴールではありません。過ごし方次第では無駄な一年になることもあります。もし、勉強に力が入らないときはその時なりの勉強法を考えてみてください。私の場合は中国の映画を見ることで楽しみながら勉強しています。さらに、重慶の有名な情報局のインタビューを受けたり、フォトスタジオのモデルをやったりと、大学外にも視野を広げて様々な人との交流を行っています。

終わりに

 中国に来てからすでに3ヶ月が経ちました。異国での生活にも慣れ、毎日充実した生活を送っています。トラブルはつきもので平凡な生活ではありませんが、いい友達に囲まれて、思い切り勉強が出来るこの環境に感謝しつつ、これからも更に努力を続けていきます。
 留学前の日本での生活が充実していたので、犠牲になるものも多々ありましたが、全ては自分の経験になるし、中国でしかできないことにもっともっと挑戦していきます!意欲があれば謝謝がわからなくても、お金がなくても、障害があっても留学できます。
 他の大学の友達は、留学したくても倍率も学費も高く、留学が難しいと言っていましたが、福島大学には留学のチャンスがたくさんあると思いますし、色んなことに対応してくれる国際交流センターもあります。留学したいと思っているなら必ずしたほうがいい!と、私は強く思います。
 留学生活を毎日笑顔で楽しみながら、重慶に留学したいあなた達を待っています!