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【中国】留学中間レポート

【派遣先】華東師範大学 【留学期間】2017年9月~派遣中
経済経営学類3年 渡邉 陵平

はじめに

 11月も終わりに差し掛かり、寒さを感じると共に、上海の生活が非日常であることを忘れている自分がいることに気が付きました。
 約3カ月前、私は大して中国語も中国のことも知らないで、自分が思い描いた留学生活だけを頭に入れて上海にやってきました。このレポートを通して、私がこの3カ月で何を感じて、今どのような生活を送っているのかを伝えると共に、とりあえず留学したいけど行き先をどこにしようと考えている方々に、華東師範大学・上海の可能性をより伝えられたら良いと思います。

到着日の出来事

 私の留学は、上海のファミリーマートのお兄さんの優しさに触れるところから始まります。
 初日、上海に着いた私は、空港から大学まで1人タクシーで向かいました。大学の正門で投げ出され、寮に向かおうとダウンロードしておいたGoogle Mapを片手に、明らかに留学生寮から出てきたであろう2人に道を尋ね、歩みを進めました。華東師範大学のキャンパスは非常に広いです。その上、私の留学生寮はキャンパスの奥にありました(この時はまだ知らない)。道を聞いたからと言って、土地勘もない青年が大量の荷物を携えつつ、そう易々とたどり着けるものではありませんでした。
 Google Mapを確認し、明らかに的外れな場所にいることを確認した私は、また1人道を尋ねました。今思えばこの時、始めの2人に聞いた道順通り行けば容易く寮にたどり着けたことでしょう。Google Mapを見せ、この寮はどこでしょうかと尋ねると、これはキャンパスの外だと言われました。ここで、この言葉とGoogle Mapを信じた私はキャンパスを飛び出し、総重量約45キロの荷物と共に、8月の上海の汗滲む夜、約3.5キロの道のりを歩きました。Google Mapが指す地点に着いたときには絶句しました。廃墟でした。

 途方に暮れ、荷物を持つ握力も限界に達し、水分を欲していた私は、近くにファミリーマートを見つけ入りました。水を買う際に、藁にも縋る思いで店員さんに寮の場所を尋ねると、寮の場所はよくわからないけれども、彼のWiFiを使っていいと言われました。見知らぬ都会、上海で九死に一生を得た瞬間でした。そのおかげで、友人に連絡を取ることができ、友人が迎えに来てくれ、再度タクシーで大学に戻り、ついに寮に入ることができました。ファミリーマートのお兄さんは、WiFiだけでなく、汗だくの私にナプキンを供給するなど献身的にサポートしてくれたので、私は友人が来るまでの間そのファミリーマートにリラックスして待つことができました。
 非常に災難な始まりでしたが、今では良い思い出です。そして幸せな出会いができたと思います。なぜなら、あのお兄さんに「完璧な中国語でお礼を言いに戻ろう」という最高のモチベーションができたからです。

中国での生活について

 大学内での生活は、8月後半、福島大学の華東師範大学への短期研修に途中から部分参加する形で始まりました。短期研修の日程に混じり、XEBIOの1日インターンや食事会に参加させていただきました。その時XEBIOで私たちを受け入れてくれた國武さんは、後々上海での社会人サッカーチームに誘ってくださり、上海でのサッカー生活を一気に広げてくれた恩人でもあります。
 話は戻り、短期研修の学生や先生が帰った後が本番スタートだったと感じます。友人関係は序盤もっとも不安ではありましたが、道端で韓国・アメリカ・ドイツからの留学生と仲良くなり、それから毎日のようにバスケットボールをしたり、上海を探検したりしました。そのような調子で9月半ばのセメスターが始まる前までには、友達の輪もかなり広がり、準備万端の状態で授業のスタートを迎えることができました。

 授業が始まってからは、自らのあまりの中国語の未熟さに挫折しかけました。留学の半年前から少しずつ中国語の勉強を行っていたから大丈夫だ、と高を括っていたのですが、先生が何を言っているのか一寸も聞き取れません。焦った私は教科書の初めの方からやり直し、基本となる単語や文法を叩き込みました。1~2週間ほどで少しずつ慣れてきたからよかったものの、事前準備が何もなかったのは、多少甘く見ていたと反省しました。
 授業は少人数(10~20人)で行われ、平日毎日8時半から11時45分まで行われます。かなりアットホームかつ発言しやすい人数と雰囲気があり、よい環境だと感じます。
 
 宿題さえ終わらせてしまえば、午後と週末は基本的にフリーです。当然勉強の時間とメリハリをつけます。フリーの時間は、平日であれば友だちと近場のショッピングモールで遊んだり、寮で映画を見たりして過ごします。
 そして週末はパーティーです。上海にはおしゃれなレストランやバー、クラブがたくさんあります。場所によっては中国人らしき人が全くいないような所もあり、さすがは世界最大級の国際都市だと感じます。ちなみに、私はこちらに来る前に、ネイティブの友だちをつくり英語力も磨こうと考えていたのですが、その考えが上手くいっています。普段はアメリカ人コミュニティの中で楽しく生活させてもらっています。国際的なこの街の特徴と、当大学には数多くの留学生がいるという特徴が合わさり、自分次第でアメリカンライフでもヨーロピアンライフでもチャイナライフでもなんでも楽しめます。ただ、チャイナライフ以外を選択すると、日本やアメリカなどと変わらない生活費がかかります。
 チャイナライフを選択した場合の食費は非常に安価なものになります。食堂は一食当たり20元あれば十分であるため、一日当たり1000円以下で生活することも珍しいことではありません。上海に留学する良い点は、中国の食生活や様式が合わなくても、周りを見ればいくらでも他を選択できるということです。私は一度、中国の特徴的な食事によって少し身体に異変が起きることを経験しましたが、その時すぐさまサラダや日本食にありつける環境があり、非常に助かりました。友だちにもピザがないと生きていけない人がいますが、しっかりピザを摂取できています。

 学校外で現在取り組んでいることに、就活、インターン、サッカー関連の活動があります。今回は就活に関してお話させて頂こうと思います。
 上海では毎年1回、上海キャリアフォーラムという日系企業のリクルートフェアがあります。これは有名なボストンキャリアフォーラムの上海版です。私は3年生後期から1年間の留学で、日本の就活時期を逃してしまうため、留学開始後すぐの10月にこのフォーラムに参加しました。上海で行われる日系企業のリクルートフェアとしては最大のもので、アマゾンジャパンや野村證券などの大企業から、中小企業まで様々な企業が集まっていました。
 私にとって未知の世界であった就活にかなり緊張し、戸惑いましたが、結果として内定をもらうこともできました。3年後期からの留学にリスクを感じている方には、ぜひ知っておいていただきたいです。
 もうすぐ秋セメスターも終盤を迎えますが、クリスマスに年末に楽しみもたくさんです。学び多き友多き充実した留学生活をこれからも謳歌したいと思います。


 ▲友だちとゴーストタウンとなっているニュータウンに行った時の写真です。開発が行われても住む人がおらず、住宅街は閑散としていましたが、ニュータウンが広大かつ作りがおしゃれなイギリス風であることから観光地化していました。中国ではビジネスをするために住所だけを買うことがあるそうで、住んでいないだけですべて買い手がいるのかもしれない。


▲韓国・アメリカ・ドイツからの留学生とコリアンタウンに韓流焼肉を食べに行った時の写真です。

▲大学近くのバーでハロウィンパーティーをした時の写真です。