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【中国】"百闻不如一见"

【派遣先】重慶理工大学   【留学期間】2017年2月~2018年1月
経済経営学類3年 畠山 せえな

 
 PM2.5、反日...皆さんが持つ中国の印象はどのようなものでしょうか? 私は1年間の留学を通して、中国に対して持っていた印象が180度変わりました。美味しい激辛料理、美しい夜景、フレンドリーで温厚な人々...今では重慶の虜です!

 1年前、私はほとんど中国語が話せませんでした。大学には他の日本人学生がいなかったため、私は最初の3か月は毎日6時間以上自主学習を行いました。授業を録音し、時間があるときはできるだけ中国の友達と交流しました。
 この大学はベトナム、ロシア、バングラデシュなど、幅広い国からの留学生が在籍していますが、規模は小さいで、ひとりひとりの距離がとても近いです。交代で料理をしたり、夜明けまで遊んだり、誕生日や祝日にはみんなでパーティーをして、様々な文化に出会うことで自分も成長することができました。

 この留学で一番驚いたことは、中国人は歴史、政治上の日中関係を知っているのにも関わらず、日本の音楽を聴き、日本の小説を読み、漫画やアニメを見て、日本を好きになってくれているということです。留学に来てからいろんな友達が「中国の歌手誰が好き?ドラマは?私は日本の〇〇が好き」と聞いてくることがあり、何にも興味を持っていなかった自分が恥ずかしくなりました。私たち日本人も中国のあら捜しばかりをするのではなく、何か素敵な部分を探す努力をすべきであり、そのほかにも中国から学ぶことは沢山あることがわかりました。

 この留学期間、私は重慶という街としっかり向き合うことができました。経済発展が急速な重慶はみるみるうちに街が生まれ変わり、昨日まであった古き良き村が取り壊されていきます。私は時間を削ってでも、いち早く自分の目で見に行くべきところがたくさんあると思ったので、数えきれないほどの場所に足を運びました。大好きな村を出ていかなければならない老夫婦の涙を見て、何もできない自分がいたり、農村生まれで高校にも通えず、若いうちから自分で働かなければならない友達にも出会いました。彼らと一緒に過ごしていく中で、重慶の人々の忍耐深さや優しさも感じ取ったりすることもできました。

 中国のお正月はホームステイをし、田舎で爆竹を放ったり、中国の伝統結婚式に参加ました。日本では見たことのない自給自足生活を体験したり、マージャンを覚えたり...毎日が新鮮で、いくら時間とお金があっても経験できないことばかりでした。私が特に好きなことは、会社の身分が高い人も、気品のある人もみんな大都市の裏側にある古びたレストランで火鍋を食べる文化です。重慶の古い街の光景はタイムスリップしたかのようで、どこか懐かしさを感じ、日本に帰ってきた今も、とても恋しくなるような場所です。時間があるならば、大都市として生まれ変わる前に重慶に行ってほしいと心から思います。何より、物価もとても安いのでお勧めです(例えば子犬は2000円以内で買えます)。


 今後大学を卒業して、働いて、老いて、腰が曲がっても、この留学経験を忘れることはないと思います。一年という短い期間でしたが、ここで得て学んだことは人生を大きく変えるものとなりました。これからは日本で代言者として重慶の良さを伝えていきたいです。
 この中国留学での経験は「百聞は一見に如かず」ということを証明してくれました。ただ中国語を学んだだけでなく、様々な人や場所、日本とは異なる文化、親友にも出会うことができました。楽しさや嬉しさ、困難を経験していく中で、中国に対する偏見が一切なくなり、中国が大好きになりました。自分と向き合うこともでき、私の留学はとてもユニークで満足のいくものとなったと思います。そして一番学んだことは、中国語文法の勉強でもテスト勉強でもなく「がむしゃらになる」ということでした。がむしゃらになる意欲があればなんだってできます。
 前回のレポートでも述べましたが、福島大学には留学のチャンスが山ほどあり、留学したい人を全力でサポートしてくださる国際交流センターがあります。「留学」を実現する環境は整っています。今のその気持ちを絶対に無駄にしないでください!