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留学体験記

【アメリカ】留学中間レポート

【派遣先】サンフランシスコ州立大学 【留学期間】2018年1月~12月
経済経営学類 I.Kさん

 私はサンフランシスコ州立大学に2018年1月から交換留学中です。福島大学では経済経営学部、サンフランシスコ州立大学ではインターナショナルビジネスを専攻しています。

 多様だと言われるアメリカですが、カリフォルニアの中でもサンフランシスコは特にユニークな都市です。人口の多くが、世界中からの移民やその子孫であり、多国籍で多くの文化が溶け込み、混在している場所です。サンフランシスコだけで一つの世界があるような感覚です。その多様性を代表する最近の出来事として、新しいサンフランシスコの市長が初の女性アフリカ系アメリカ人に決まりました。

 大学内においても、留学生の数は膨大で様々な国から来ています。アメリカ人でもいわゆるアジア系アメリカ人や、母国語が2つ以上の学生も多くて面白いです。ヨーロッパや南米の留学生達と、サッカーのチームを組んで、セメスターを通したリーグに参戦するなど、楽しい経験もしました。どこの国に留学してもそうだと思いますが、この大学ではより多くの国の人と様々な方法で交流できる機会が得られると思います。授業も移民やその歴史、多様な文化に関連する授業が多いので、その類に興味がある人には合ってると思います。



 授業においては、もちろん全てが簡単に行く訳はありませんが、サポートを求めれば、手厚く親切にサポートしてくれる教授が多いと思います。また、気さくでエンターテイメント性を持ち、かつメリハリのある授業をする教授も多いと感じました。予習等は多く、平日はいつも忙しいですが、図書館等の設備が充実しており、集中できる環境は整っていますし、学校の施設は全体的に立派なので、(アメリカではどこの大学も立派ですが...) 最初は驚きました。正規生は高額な施設利用料と学費を払っていますが、交換留学生は福大への学費だけで良いため、費用は現地での生活費のみです。これはとても大きなメリットです。現実的に、他の留学方法と比較した時に、金銭的な部分での違いを感ます。これも、交換留学をするモチベーションになると思いました。

 物価について、サンフランシスコの物価は異常に高いです。特に家賃。バイトをするのも簡単ではないので、サンフランシスコに留学を考えているのであればお金のことも早いうちから考えておくべきだと思います。

 英語に関しては、最初は自分の英語の出来なさに失望することになると思います。私もそうなりました。しかし、授業を通したり、友達と遊んだりする中で、慣れてきて少しずつ上達を感じることができました。英語力はエネルギーを持って、主体的かつ能動的にコミュニケーションを取って行く姿勢がある人ほど、上達が早いと思います。ただアメリカにいるだけでは英語は上達しません。

 ここは、シリコンバレー近郊に位置してることもあって、IT関連に興味がある学生には非常におすすめです。いわゆる就職フォーラムも留学生向けにもたくさん開催されていて、サンフランシスコではやはりIT系の企業の参加が多いです。ITに関連しなくても留学生として参加する様々なイベントはかけがえのない経験になると思います。

▲SFキャリアフォーラム参加の際に撮影された写真が、ベイエリアの日本人用フリーペーパーの一面に掲載されました。