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【オーストラリア】交換留学6か月を終えて

【派遣先】クイーンズランド大学 【留学期間】2018年2月~派遣中
共生システム理工学類4年 荒井 佳史

 

 怒涛のような試験期間が終わり、待ち遠しかった冬休みもすぐに過ぎ去り、ここで過ごす最後のセメスターの半分が過ぎようとしています。期末試験の結果を知る前は、なぜ一番レベルが高いコースを3つも取るなんて無謀なことをしたんだろう、きっと何個か落としているに違いないと不安な気持ちでいっぱいでしたが、なんとかすべてのコースをパスすることができました。すべてのコースをパスすることができたのも、決して自分ひとりだけの力だけでなく、グループワークの時に優しく教えてくれた仲間や、レポートの添削をお願いした時に親身に手伝ってくれた友達のおかげだと思います。このセメスターでは前のセメスターよりももう少しいい成績を取ろうと頑張ろうと必死になっております。

 さて突然ですが、オーストラリアは南半球に位置しているので、季節が日本とは逆転しています。ちなみに太陽も北側を通ります。そのため猛暑が続いた日本とは異なり、冬に日本を出てきたのに、こちらではまた冬を過ごすという少し不思議な一年を送っています。私が住んでいるブリスベンはオーストラリアの東海岸の真ん中あたりに位置しているため、冬といっても気温が20℃近く上がり最低気温も一番寒いときの夜に4℃まで下がるくらいで、雪国で生まれ育った僕にとっては少し寒さが恋しくなるような冬でした。

 この冬休み中には家族がブリスベンに来て、昨年お世話になったホストファミリーと一緒に食事をしたり、ブリスベンやシドニーを案内したりするなど、とても中身の濃い時間を過ごせました。特に印象に残っているのはウルル(エアーズロック)への一人旅でした。アリススプリングスというウルルから500kmほど離れたところからスタートし、ウルルを目指してキャンプをしながら移動するツアーで、途中キングスキャニオンという渓谷やKata Tjutaというウルルの近くにあるアボリジニが昔、儀式として使った場所などにも立ち寄りました。オーストラリアは世界で6番目に大きな国であるとともに最小の大陸でもあります。そしてその多くは乾燥した大地が占めており、ウルルも例外ではなくとても乾燥した地域にあります。そのため3日間にわたるツアー中、1度も雲を見ることはなく、ひたすら広がる青空と大地を眺めることができました。さらに、夜には言葉では表すことのできないほど素晴らしい満天の星空が広がっており、1千年以上も前にこの土地を守っていたアボリジニも今と同じような景色を見ていたと考えると胸がいっぱいになり、同じ地球といえども全く違う世界にいるような気持ちになりました。また、ツアーの参加者と仲良くなったり、ウルルでアボリジニとウルルの関係について学ぶことができたりしたのも貴重な経験となりました。

 もうひとつ、冬休み中に大きな出来事を経験しました。それは引っ越しです。これまでは学生用のマンションのようなところに住んでいましたが、あまり人と接する機会を持てなかったため、思い切って引っ越しをしました。今はカナダ人、スウェーデン人、マレーシア人の3人と一つ屋根の下で暮らしています。人種も言葉もバラバラな人たちが1軒の家をシェアするのはなかなか難しいと思うかもしれませんが、今のところ一人一人が協力しあって生活しているいるため、とても楽しく生活できています。特に週末はみんなの予定が合えば一緒にちょっと遠出をしてハイキングやビーチに行ったり、今までのオーストラリアでの経験を聞いたりして、前と比べてより充実した生活を送れていると思います。また、家のことわからないことがあったらすぐに誰かに相談する癖がつき、お互いにちょっとおかしいことがあったらこうして欲しい、こうするのはどうなどしっかり意見を言えるようになってきました。こうしたことも少し成長できた証だと感じています。残念ながら彼らと住む期間はそれほど長くはありませんが、近い将来彼らの国に訪れることができたらなと思います。

 今まで過ごした7か月はあっという間に過ぎ、とうとうこのセメスターが終わるまで残すところあと2か月と少々となってしまいました。今までブリスベンで自分がどんなことを学んで、それをこれからの人生に生かすことができるのか、まだはっきりしないことも多々ありますが、あと2か月間自分を信じて、悔いが残らないように様々なものをここで吸収したいと思います。