福島大学トップ福島大学の国際交流国際交流ブログ > 【中国】重慶理工大学留学最終レポート

国際交流ブログ

【中国】重慶理工大学留学最終レポート

【派遣先】重慶理工大学   【留学期間】2018年3月~2019年1月
経済経営学類4年 小林 宇輝

 このレポートでは、私の約11か月間の中国重慶留学の総括を書いていきたいと思います。今思い返せば、留学初日に重慶理工大学に着いた時は、周りに日本人はおらず、初めての一人暮らしでもあったので、ものすごく不安な気持ちに駆られていたのを覚えています。ただ、振り返ると11か月もあっという間で、2018年のほとんどを中国で生活して、様々な経験をし、留学に行く前に比べて、人間として間違いなく成長したと思います。

 

たくさんの人々との交流

 留学中にはたくさんの友人ができ、彼らからたくさんの刺激を受け、様々なことを学ぶことができました。やはり、留学ではいろいろな国の人々と触れ合うことができますし、日本と中国では友人の在り方も異なる部分があり、そういった異なる文化を体験できるのは留学の醍醐味のひとつだと感じました。また、中国の多くの学生が日本文化や、日本の漫画、ドラマなどに興味を持っていて、彼らとの交流を通じて、改めて日本を見直すことができ、新たな気づきを得ることができました。日本の外から日本を見てみると、客観的に日本の良いところ、悪いところが見え、良いところを伸ばし、悪いところを改善しグローバル化に柔軟に対応していけば、日本もまだまだ世界で戦っていけると実感しました。学内外問わず、留学中に出会ったすべての友人は私の生涯の財産です。

 

中国語の授業

 留学中は中国語の授業のみを受講していました。留学の前半は初級クラス、後半からは中級クラスで中国語を勉強しました。優秀なクラスメートと優しく熱心な先生方に恵まれ、楽しく中国語を学ぶことができました。おかげで、留学前に比べて、中国語はかなり上達したように感じます。ただ、そうは言っても、まだまだまだまだ私の中国語は未熟ですし、コミュニケーションをとる上での壁もたくさんあります。そのため、留学中に得たスキルを腐らせることのないよう、今後も中国語の勉強を続けていきます。加えて、留学中にクラスではもちろん、授業の外でも感じたことは、言語そのものよりも、いかに相手に伝えるかということがより大切だということです。私たちのクラスには、中国語が全くできない学生もいました。しかし彼らは、言葉こそできなくてもしっかりコミュニケーションがとれていました。それを見た時に、初めは中国語ができないのは当たり前なのだから、言葉は少しずつ覚えていけばいい。それ以上に大切なのは、きちんと自分の意見を表現することなのだと感じました。今後中国語の勉強を続けていく上で、こういったコミュニケーションにおける姿勢も忘れないようにしたいと思います。



重慶での生活

 重慶理工大学の留学生寮は、基本二人一部屋で、年間約40,000円になります。私の場合、ルームメイトが6月頃に卒業してしまったので、留学中のほとんどはひとり暮らしでしたが、寮内でたくさんの留学生と交流でき、充実した生活を送れました。

 携帯(スマートフォン)に関しましては、中国で新たに購入し(約30,000円)、大学内にあるショップ(チャイナモバイル)で、年間5,000円でネット使い放題のプランを契約しました。基本的に、バスは約40円で乗れますし(乗り換え無しの場合)、中国は物価が安い(特にインフラ)ので、留学先としておすすめしたいです。

 食事に関しては、重慶と言えば火鍋が有名ですが、もちろん辛い食べ物しかないというわけではありません。大学の食堂や大学の周辺でも安価で様々な中華料理が食べられますし、味も美味しいので、日本の学生が食事に困るということはないと思います。ただ、折角重慶に留学されるのであれば、火鍋や串串といった激辛重慶料理にもぜひ挑戦してみてください。

▲私が住んでいた重慶理工大学の寮です

▲寮の前の通りです。留学生はみんなここを通って授業へ行きます。

▲烤鱼大好きです。



約1年間の留学を終えて

 今回、初めて海外留学をし、約1年間中国で生活したことで、多少のことでは動じない度胸と自信がついたと思います。また、留学中の中国語の勉強を通じて、努力を続ける習慣を身につけることができました。今振り返ってみると、もし今回留学をしていなければ、生まれ育った日本社会の居心地の良さに甘えてしまい、努力の大切さやそれを維持することの大変さに気づくことができなかったと思います。中国に留学して、重慶理工大学の学生はとても勉強熱心で、彼らが夜遅くまで教室に残って勉強しているのを見て、個人として力をつけることの重要性に気づかされました。おそらく、今後のグローバル社会では個人で戦えない人は淘汰されていくようになるかもしれないと実感しました。

 私が留学をして、これから留学を考えている学生に伝えたいことは、大学を卒業してすぐに働き始めるのも一つの選択肢だとは思いますが、大学生で時間のあるうちに、1年でも良いので海外へ留学に行き、そこで世界を見て、「危機感」と「努力次第で自分の可能性を広げられること」を感じ取ってほしい、ということです。留学にはお金も時間も勇気も必要なのはもちろんですが、それらは決して無駄にはならないと断言できます。むしろ、その何十倍、何百倍も得られるものがあります。

 最後になりますが、今留学に行こうか悩んでいる学生には、ぜひ勇気を持って大きな一歩を踏み出し、自らの世界を広げていってほしいです。今回のレポートが一人でも多くの学生の励みになってくれることを願っています。留学中には、3か月レポートおよび半年レポートも書かせていただいたので、そちらも読んでいただけると、中国留学へのイメージがより深まると思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。