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【中国】上海研修レポート

【派遣先】華東師範大学   【留学期間】2019年2月~2019年3月
経済経営学類2年 近喰 里音

 

生活や街の様子

 私たちは、初日に空港の近くのホテルに泊まった以外は学生寮に暮らしていた。私の通っていた華東師範大は全寮制のため、多くの学生が大学の敷地内に暮らしていたが寮の中にもグレードがあるようで、私たちが過ごした2週間で4万円程の寮はかなり高級な部類に入るようだ。待遇も良く、トイレットペーパーやタオルを毎日取り替えてくれたり、ベッドクリーニングを休日でも行ってくれたりとホテルのような対応で短期学生には非常にありがたかった。

 食事は平日は基本、大学内の食堂を利用した。学食は本当に安くて、それゆえ学生以上に一般の人が利用しているのが目立った。朝それなりの大きさのパンを2つ頼んで、1元(16円)しなかった時にはさすがに目を疑った。中国語が読めない上に、見たことない料理が並んでいたので最初のうちは戸惑ったが、1週間もすると自分の舌に合うものを初見でも選別できるようになり、好みのものにありつけるようになった。
 ハズレがないのはラーメンで、私的に比較的おいしいのはブロッコリーやチンゲンサイなどの緑一色のものだとわかってからは、そればかり食べていた。近くのデパートなどでご飯を食べることもあったが、食堂が安すぎて、本来安く感じるはずの値段でも躊躇するようになって、自分が環境に適応していると気づき、思わず笑ってしまった。ただタピオカはデパートでも11元(180円)で飲めたので、タピオカ好きな全女子に上海を勧めたいと思う。

 物価に関しては、ネットで見てみると上海は基本的に高いとかかれているが、全体的には日本よりも安いと思う。国産のものは安く、海外製品は高い印象を受けた。私はコーラ指標でその土地の物価水準を計っているが、コーラはコンビニで買うと大体4元くらい(64円)なので、個人的には安く感じた。デパートなどでお洒落なカフェに入ったり、可愛い洋服や雑貨を買おうとしたりすると日本と大差ないぐらいの金額になるが、生活費を考えると上海の方が断然安いと思った。

 天気は基本的に雨の日が多く、常に曇っていた。PMの影響なのか?と失礼ながら感じてしまうほど天気が悪い。私たちが来る前の日まで、雨が降り続いていたようで、私たちが留学していた2週間はむしろラッキーだよと言われ驚かされた。

 公共交通機関は思った以上に発達していた。というのも、日本の時間の正確さと比べると海外は時間通りに来ないイメージがある。しかし、上海は地下鉄もバスも少なくとも私が滞在している間は遅れることはなかった。本数に関していえば当然福島~金谷間の何倍も充実しており、上海に住んだ方が遅れずにすむかな、と思ってしまった。
 また、タクシーも充実しており価格も非常に安い。実際に使うことはなかったが、日本だとハードルが高くて絶対使わないタクシーも、上海なら選択肢に含めるぐらい手頃なので、次回行くときは使ってみようと思う。

 一番やっかいだと思ったのが、ネット環境だ。中国政府のネット規制が厳しく、日本で普段使うLINEやTwitter、Googleなどは基本的にWi-Fiを繋げるだけでは使用できず、使う場合はVPNを使用しなければならない。日本カルチャーに染まってしまっている自分にとって、2週間これらのツールが使えないのは言うなれば地獄だ。実は、今回上海は2度目なので、その辺は前回の轍を踏まないようにWi-FiをVPN付きにしたり、VPNアプリを日本でダウンロードしていったりと入念に準備をしていったので、快適に過ごすことができた。

授業

 授業は月~金まであって、午前午後どちらも強化コースに所属し、午前は論述をやって、午後はスピーキングをする。(水・金は授業なし) 同じくらいの中国語レベルの学生がいるクラスに分けられ、いろいろな国の留学生と一緒に授業を受けるスタイルだ。国際交流館のような場所で語学だけを学ぶので、中国人と接する機会はないのだが、留学生が普通に中国語を喋り、会話している状態だったので、聴くことだけで精一杯の私はついていくのが必死だった。
 
 私と同じクラスに所属していた学生は、既に上海で中国語を1年学んでいる人が多かったのだが、2年間日本で勉強(週2回)していた私と比べて、スピーキング能力が桁違いだったので、自分の努力不足を痛感したし、現地で学ぶことで得るものの大きさを実感した。留学生のスピーキング能力が高いのは、積極的に授業に参加しているからとも言える。間違いを恐れず、恥ずかしがらずに、わからないことをその場で質問するという行動力が日本人とは違うので、吸収率も違うように思える。
 彼らは積極的な授業への参加に加え、放課後、図書館に行ってさらに予習・復習も行う。よく、大学に行って勉強していないのは日本だけだと揶揄されることがあるが、実際本当にそうなのかもしれない。スピーキングの授業中に、先生から日本人はいつも黙っている、積極性が足りないと笑いながら言われてしまった(私個人宛にではないが)。果たして国民性で片付けて良いのか?と思ったほど、その差を実感したので、次回留学する時は逆に先生に笑われるくらいの積極性を身につけたい。
 耳は授業に関して言えば、2週間で大分慣れ、50%は聴くことができるようになった。けれども、街に行くとまだまだだと感じるし、話すことにおいてはテンプレしか使えなかったので、勉強不足を自覚した。とにかく疲れたし、逃げ出したくなったし、頭をたくさん使ったけれど、勤勉な学生たちと同じ空間で学べて自分にとって良い刺激になった。

インターンや観光

 滞在中、授業がない午後に福島県庁の上海支部や、吉城光化学にインターンに行き貴重な体験をさせていただいた。吉城光化学の就業時間は朝8時から夜8時まで大体12時間勤務だそうで、中国人は働き者だなと感じた。そこで働いて20年以上になる日本人の方は、上海で生活する方が楽しく、窮屈じゃないと言っていたことが印象に残った。確かに中国人は楽しそうに仲良さそうに仕事をしていて、日本よりも窮屈ではなさそうだった。

 観光は「上海といえばここ」という所には大体行った。豫園や田子坊、外灘、上海ディズニーetc...。どれもそれぞれ楽しかったけれど、一番印象に残ったのは「人の多さ」だ。観光名所と言われる所に行っても行かなくても、毎日5、6回は人とぶつかるぐらい上海は人で溢れかえっており、人口大国を身にしみて感じた。しかしディズニーランドに関しては日本より人が少なく1番並んだアトラクションで30分程だったので行列嫌いの私は上海ディズニーのほうが好きだ。とくに「トロン」というコースターのアトラクションが最高で、私が乗った歴代の乗り物の中で一番面白かった。時速100kmで前傾姿勢で暗闇を走行するのがたまらないし、これまでのコースターの概念が覆されるので是非オススメしたい。これだけのために上海に行くべきと言っても言い過ぎではないくらいだ。 

最後に

 上海で短期留学をしてみて、今までの生活とは全く違うことが経験できたので非常に良い刺激になったし、楽しかった。長期留学もしたいと考えているので、それまでに語学力を高めたいと思う。