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【中国】留学最終レポート

【派遣先】華東師範大学 【留学期間】2018年9月~2019年6月
経済経営学類 K.Cさん

 

 2019年6月27日、約10か月に及ぶ中国語学留学が終了しました。今回のレポートは、後期の目標と、一年間のまとめを行います。

今学期を振り返って


 2月中旬から新学期が始まり、ルームメートやクラスメートも前学期とは違う構成で始まりました。授業期間はコースで異なり、私が所属する中国語普通コースは6月末まで授業をおこないます。5カ月弱の短い期間を充実させるために、私は今学期の目標を中国国内旅行を楽しむことを挙げ生活を送りました。また、今学期に入りポストカードを送るようになり、生活の中の楽しみが増えました。結果として、非常に満足のいく留学生活のおわりを迎えることができました。

▲ポストカードは「猫的天空之城」という有名なお店で購入します。
撮影場所:郵便局

 中国国内旅行は大きく分けて4か所巡りました。重慶、蘇州、北京、内モンゴルなどです。それぞれ上海とは違った雰囲気を持っていてとても魅力的でした。特に重慶を訪れた際は上海と大きく違った印象を持ち、同時に上海の生活に慣れたということを自覚できました。

 上海での移動手段にはバスや地下鉄はもちろん、電動バイクや貸出自転車といった二輪自動車の利用率が非常に高いため、バイク自転車専用道路があります。内陸に位置する重慶は自然豊かな場所で、路や線路は地形に沿って発展しています。観光地でもある金融街でさえ道路は坂道が多く、それに伴うように移動手段はバスや地下鉄が主流という印象で、自転車に乗っている人や専用道路はほとんど見かけることがありませんでした。バスや地下鉄を利用する際も、上海ではスマホをかざして改札に入る人がほとんどですが、重慶では交通カードを持って改札にかざす人が多く、今後の経済の発展にまだまだ伸びしろがあるという印象を受けました。


▲重慶の定番観光スポット「洪崖洞」

 蘇州には大学の留学生向けイベントとして2泊3日を100元で行くことが出来ました。クラスからは5人が参加し、仲を深めるいい機会になりました。

▲オランダ、ベラルーシ、日本、ミャンマーの留学生たち

▲内モンゴルツアーに参加し、ラクダに乗って砂漠を歩きました。

 内モンゴルは北京発着の日本人・韓国人向けの2泊3日のツアーに参加しました(ガイドは中国語)。そのため、北京旅行を兼ねて一週間ほど休みをとっていきました。貴重な経験が詰まった旅だったので、1週間の休みも後悔なく上海に戻ってくることが出来ました。

一年を振り返って

 前学期は月日が過ぎるのが遅く感じていました。しかし、今学期に入ってからは一瞬で留学生活が終わってしまいました。

 5月に日本は長いGWがありましたが、中国でも青年节という祝日が同じ時期にありました。前学期から留学している日本人8人ほどで集まり、留学生活を振り返ったことがあります。不思議なことに全員が、今学期は一日が早く終わっていくと感じていたので、全員が語学力の向上により充実した生活を送れているのだろうと考えました。

 6月末には上海も気温が高くなってきて、留学に来たばかりのころが懐かしく思うようになりました。前に使っていた教材を見返すと簡単だなと思えるようになり、生活しているうえで知らぬ間に成長してきたのだなと感じています。まだまだ語彙力に欠ける部分が目立つので、留学を終えても、継続的に中国語を学びたいと改めて思いました。