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留学体験記

【オーストラリア】オーストラリアって福島と形、ほぼ一緒だよね。

【派遣先】クイーンズランド大学 【留学期間】2019年8月~9月
共生システム理工学類 N.Sさん

 

 今回、私が5週間の語学留学を決意したのは、もちろん語学力を高めることですが、それだけでなく、海外を自分の肌で感じ取り自身の視野、価値観をいい意味で壊したかったから、というのもあります。それでは、私が5週間滞在したクイーズランド州のブリスベンとはどういう都市だったのか、語学学校やホームステイについて、そして、どのような観光地があったのか、最後に日本との違いについて順に述べていきたいと思います。このレポートがこれから留学を考える人にとって意味のあるものになることを願っています。



ブリスベンとは

 ブリスベンの位置は図にあるとおりです。

 私が行った時は冬から春への変わり目でしたが、暑さは日本と変わらず日差しがとても強く感じられました。また乾燥がひどく、5週間のプログラムでしたが気候に関しては4週目になってようやく慣れてきた、という感じでした。水は硬水と聞かされていましたが全く違和感なく過ごせました。水道水も飲めるので、その点に関しては日本と同じで安心でした。ただ、人によっては硬水が全く合わず、髪の毛がゴワゴワになっている人もいたので、しっかり準備をすることをおすすめします。また、日焼け止め対策もしておくと良いと思います。私はあまり焼けない体質だったので問題ありませんでしたが、日差しは本当に強かったと感じています。目は紫外線にやられました。目薬を求め、店員さんにたらい回しにされたのも今となっては良い思い出です。


▲SouthbankにあるBrisbaneモニュメント



語学学校、ホームステイについて

 ここでは少しだけ真面目な話をしたいと思います。私が通っていた語学学校はクイーンズランド大学の中にあるICTEと呼ばれる施設でした。そこでは、学校が始まる初日にレベル別に振り分けるためのテストを行います。振り分けられた後は、クラス毎に、4技能であるWriting, Reading, Listening, Speakingをとことん伸ばされます。私のクラスは18人で、時期が日本の大学における夏休み、ということも相まって15人が日本人。残りの3人はモンゴル人、サウジアラビア人、メキシコ人でした。年齢も実にバラバラで(例えば、モンゴル人のバズは50歳を超えていた!)みんながそれぞれの英語を話すのでコミュニケーションに苦労することもありましたが、英語を使って楽しく授業に臨むことが出来ました。

 8:15から10:15、30分の休憩を挟んで、10:45から12:45までの計4時間を週に5日間行います。少し時間が長い気もしますが、時間を忘れて楽しめるので心配無用です。授業が終われば、それぞれのホームステイ先での夜ご飯の時間までは自由となります。Cityに行くもよし、Southbankの人工ビーチに行くもよし、クイーンズランド大学のアクティビティに参加するもよしです。やろうと思えば何でも出来ます。私のおすすめは、大学内を散策することです。たくさんの見たこともない動植物、昆虫が見られる上、福島大学の何倍も広いので一度は散策してみることをおすすめします。大学内に、お酒を飲めるスペースがあることや、フェリー乗り場、広場、湖があるのもオーストラリアならでは、という感じで毎日がとても楽しいです。

 ホームステイもまた自身の英語力を伸ばす絶好の機会となりました。生活の全てにおいて日本語の要素がなくなってしまうのは一抹の不安を覚えましたが、2週目、3週目からは会話に余裕が生まれ、楽しんでいくことが出来ました。ホームステイをする中で気づいた大切なことは、一言で言うと、Try & Error でした。母国語じゃないんだからと割り切って失敗に対して寛容な姿勢を持ち、何度も何度も挑戦していくことが大切だと思いました。とにかく英語を使っていくことが重要です。

▲クラスの集合写真



観光地について

 ブリスベンには、本当にたくさんの観光地がありました。観光地でなくとも、どこで写真を撮ってもインスタ映えするのがオーストラリアのブリスベンでした。行くまでインスタをやっていなかった私が始めたぐらいエキサイティングで美しい場所でした。Rone pine koala Sanctuary, Gold Coast, Mt-Coo-tha, Casino, Eat-street, Brisbane-botanic garden, Movie World, Sea World, Sky point, Wet'n'wild, City hallなどが主な観光地で、まだまだ他にもあります。以下にいくつかの観光地の写真を紹介します。

▲【左上】City hallの時計台 【左下】Koara
 【右上】Sky pointから見たGold Coast 【右下】Casino



日本との違い

 意外にもカルチャーショックはほとんどなかったので、最後に日本との細かい違いについて述べていきたいと思います。まず1つに、マックのポテトの味が少しだけ違います。おそらく、塩と油が違いました。あと、ナゲット3ピースで3ドルかかりました。日本円で大体200円ちょっとです。割高でしたがとてもおいしかったです。そして日本とは違って店員さんなしで注文できる機械もありました。あれは本当に楽でした。また、ブリスベンは段差、坂道が非常に多い印象でした。ホームステイ先に帰る際に毎日登らなければならない坂道があったのですが、本当に山登りでした。そして、日本と比べてお店の開店時間が早く、閉店時間もまた早かったです。17:00にはお店の人はシャッターを閉めていました。とても健康的で良い文化だと思いました。バスもまた、日本とは違い、停車駅に近づいても何も言わないので、乗り過ごさないように常に注意する必要があり、そこは少し大変だと感じました。ちなみに、降りますボタンはありました。また日本車が多く日本と同じ左側走行でした。そして運転が荒かった...。唯一過ごしてて嫌だなと思ったのが、歩きたばこが普通にあったことです。しかしながら、これら以外のことに関しては日本と遜色なく、とても治安の良い街でした。薬物の取引現場を先輩と二人で見てしまったときはさすがに衝撃でしたが...。もちろんすぐにその場から逃げるように離れました。色々ありましたが、なにはともあれ心の底からまた行ってみたいと思っています。

▲【左】Southbankの人工ビーチ 【右】角の生えた鳩



まとめ

 実は今回の5週間の語学研修は私にとって初めての海外経験でした。また、いずれ長期の留学を考えている自分にとってはきっかけ作りとして本当に最高の機会となりました。このプログラムで、英語を話すということに対するためらいを感じなくなり、自信がつきました。とはいえ、自分がまだまだなのだということを思い知らされたのも事実です。今回の経験を胸に、さらに英語学習を続けていきたいと思います。

▲【左】お疲れ気味のカンガルー 【右】対岸から見えるCity