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留学体験記

【イギリス】ニューカッスル・アポン・タインで暮らせば

【派遣先】ノーサンブリア大学 【留学期間】2019年9月~2020年5月
人間発達文化学類 H.Jさん

 

 私は今年度の9月からイングランド北東部に位置するニューカッスル・アポン・タイン(以下ニューカッスル)で留学生活を送っています。ニューカッスルでの生活もレポート作成時の現段階で一ヶ月半が過ぎました。今回のレポートではノーザンブリア大学の紹介、私の所属する学部での学習内容、現地での生活の様子について書いていきたいと思います。

ノーザンブリア大学の様子

 ノーザンブリア大学では様々な分野の学習が可能です。法律、ビジネス、アート、教育などを専門的に学べることから世界中から多くの学生が集まり、本大学で学んでいます。福島大学からの留学生は私が初めてであるため、ニューカッスルでの新生活に不安を抱いていましたが、今年度の前期に福島大学に交換留学生として来ていたダン・フォスター君に買い物を手伝ってもらったり、大学内を案内してもらったりとサポートしてもらえたこともあり、スムーズに大学生活を迎えることができました。

 次に大学のキャンパスについてお話をしたいと思います。私がいちばんよく行く場所は図書館です。初めて利用したときは図書館の快適さ、機能性にとても驚きました。一人で勉強がしやすいサイレントスペース、グループ活動に適している個室など目的に応じた勉強ができる設計になっておりとても気に入っています。十二月下旬からクリスマス休暇を挟んで一月上旬までテストがあるので自分にできる準備をして悔いのないよう、すべてが良い経験になると考えて学習に取り組んでいきたいと思います。

 また、私はキャンパス内のジムとプール・サウナによく通っています。イングランドでは福島県と同じかそれを下回る気温の日が続いているのに加え、雨の日が多いことから、サウナに行って温まるのが楽しみの一つになっています。友人達も頻繁に通っているので、飽きることなく私自身も通えています。さらにジムと同じ建物内にある運動場では、バトミントンやバスケットボールをすることも可能で、私は先日バトミントンをしました。意識的に運動を生活の中に取り入れないと留学先では運動することはないと思うので、こういった時間も大切にしていきたいと思います。

大学での学習の様子について

 私は大学で英文学、言語学を中心とした講義を取っています。初めは授業についていけるかという不安や心配がとても強かったのですが、毎回レクチャーやセミナーの前にあらかじめ資料がオンライン上で見られることや、授業後に各教授が丁寧に質疑応答に応じてくれることから少し不安も和らぎ、現在は講義に参加できています。しかし、まだまだ理解できない箇所もあるため、一層勉学に力を入れなければならないと感じています。一年間という限られた期間しか滞在できないということを常に意識しつつ、スキルアップを目指して積極的に学習をしていきます。具体的にはテストの成績に直接関与してくるリーディング力とライティング力の向上を目的の一つに掲げて頑張りたいと思います。

▲ニューカッスルの風景             

▲大学内のジム(設備がすごいです) 

現地での生活について

フラットメートとの交流について

 私は大学の所有する寮に住んでいます。大学から徒歩で三十分ほどと比較的遠いところにありますが、すぐ近くに大きなスーパーマーケットがあること、着工から五年ほどと新しいこと、ソーシャルスペースが充実していることなどの理由で多くの学生がこの寮に住んでいます。私は無料で寮から自転車を借りて大学に通っているため、そこまで距離の遠さを感じることはありません。私の住む寮の他にもオンキャンパスの寮に住む方や個人で住まいを見つける方なども多いため、自分に合った生活を送りやすいのではないかと思います。イギリスでは一般にキッチンやバスルームなどをシェアする友人をフラットメートと呼びますが、私には四人のフラットメートがおり、特にチェコ人の二人と仲が良く、一緒に外出したり、ソーシャルスペースで卓球やビリヤードをしたりして同じ時間を共有しています。年末には二人の出身地のプラハを案内してもらえるということなので、旅行ができると良いなと考えています。彼らとの交流を通して、フラットメートや現地の学生と親しくなるために、スポーツや音楽といった分野で共通の趣味があると良いなと強く感じています。初挑戦のビリヤードですがとても楽しいです。


▲チェコ人の友人と日本食レストランにて

▲拮抗したチェスの盤面

先日行われたハロウィーンの様子

 近年日本でハロウィーンに対する関心が高まっていることもあり、イギリスではどのようにハロウィーンを過ごすのだろうかと楽しみにしていました。ハロウィーン当日に私は大学のキャンパス内にあるhabitaというパブのような場所に友人たちと行きました。そこでは仮装をしてカラオケをするイベントが催されており、私もスーパーでお手頃な仮面を購入してカラオケを楽しみました。今年はジョーカーの仮装をしている方が多く見受けられましたが、皆さん思い思いの格好をしていてとても面白かったです。

 一方でハロウィーン当日が平日だったせいか街には仮装している人が少なく、人通りも普段と変わらない様子でした。地域によってハロウィーンへの関心度も異なると思うので、また機会があればハロウィーンのイベントに参加したいと思います。

 

週末の夕食

 最近私は、別の寮に住んでいるアジア各国から留学生としてきている友人らと週末に夕食を共に食べることが多くなっています。台湾人の友人が火鍋を作ってくれたり、韓国人の友人がトッポギをつくってくれました。基本的に辛い料理が多く並ぶのですがどれもおいしく、彼らも納得の味を週末に楽しんでいます。再来週に私が何かを作る番だと言われているので、納豆をチャイナタウンで見つけることから始めたいと思います。時間はまだあるので、お好み焼きなど簡単にできるものを作ってみたいと思います。

▲二種類の火鍋(赤い方は舌が麻痺しました)

▲先日見に行った映画ドクタースリープ

終わりに

 今回のレポートでは主に私の派遣先大学の紹介、大学での学習内容、現地での生活の様子について書かせていただきましたが、このレポートを通してノーザンブリア大学に少しでも興味を抱いていただけましたら幸いです。私自身も実りある留学生活を送っていきたいと思います。