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【台湾】始まった留学生としての生活

【派遣先】文藻外語大学 【留学期間】2019年9月~派遣中
経済経営学類学類2年 菅原 雄平

 

 現在私は台湾の南部、高雄市にある文藻外語大学に交換留学に来ている。留学生活を始めて3か月が過ぎようとしているが、文化の違いなど新しい発見は多い。今回のレポートは、台湾に来てからの生活と発見したことの報告を内容の主軸としたい。

 まず、私と同じ大学の宮尾君が高雄の国際空港に到着すると、事前に連絡を取り合っていた文藻外語大学のボランティアの方々が待っていてくれた。驚いたのはその日本語の流暢さだ。文藻外語大学は名前に外語とつくように台湾で唯一の外国語大学であり、日本語をはじめフランス語やドイツ語など様々な学科がある。
 出迎えてくれたボランティアの方々はもちろん日本語学科であるが、聞くと学年は私と同じ二年生であるという。世界的に見て日本語がそんなに簡単ではないと思っていた私は本当に驚いた。到着後はボランティアの方々と大学まで行き、寮の手続きをしてもらい、大学の周りに何があるか一緒に買い物しながら説明してもらった。本当に親切で初日ながら感動した。

 留学生は、学期が始まる前に早めに入寮させられ、留学生の説明会に参加しなければならなかった。説明会の会場へ行くと、様々な国から来た留学生がたくさんおり、自分は留学生なのだと自覚が芽生えた。今まで、自分の大学に来ている留学生をずっとかっこいいなと思いながら眺めていた私は、自分が彼らと同じだと考えると少しだけ気分がよくなった。
 説明会が始まると、また驚くことがあった。先日流暢に日本語を話していたボランティアの方々が壇上で、今度はネイティブかと思うくらい流暢な英語で説明していたのだ。これは後々わかってきたのだが、台湾人の語学能力はすごい。そもそも中国語と台湾語を話せるだけでなく、ほとんどの人が英語を話せる。スーパーマーケットに行ってもレストランに行っても英語を話せる人間が必ずいる。さらには文藻外語大学にいる大学生はプラスもう一言語話せるのだ。驚いた。また他の国からきた友人も例外ではない、3、4言語話せる人間が普通にいる。本当に驚いたとともに、少し劣等感を感じてしまった。自分は英語も中国語も上手だとはお世辞にも言えない程度だったからだ。最初のころはそう感じていたが、今は逆に頑張ろうと思えるようになった。最初から出来たら留学に来ている意味がない。できないことをできるようにするのが大事だと思う。

 我々交換留学生は、主に中国語を学びにこの文藻外語大学に来ているわけで、中国語の授業が毎日ある。そのクラス分けのテストの結果、どういうわけか私はハイレベルなクラスに振り分けられてしまった。先生はネイティブで中国語しか話さない。中国語で中国語を教えてくる。周りには中国語専攻や、すでにHSK6を取得している外国人で、日本人で中国語があまりできない私はアウェーであった。クラスを下げることもできたし、実際下げた日本人もいた。だが、私はこの環境は自分を大きく成長させてくれると思い、そのまま居続けることにした。4クラス中、私のクラスだけ日本人が異常に少ない。今では色んな国の人と友人になれたし、授業中、日本語を使うこともなく言語の成長も早くなったと思うので、結果的にハイレベルなクラスに振り分けられてラッキーだったと思う。

 授業やボランティアの方々が企画する活動を通して、色んな国の人と仲良くなった。やはり世界共通の話題というものがあり、私のなかではスポーツ、中でもサッカーの話題だ。今では毎週日曜に留学生が集まって本気でサッカーをしている。色んな言語・民族を超えて一つになって楽しめる。やはりスポーツというものは素晴らしいと再確認できた。

 また、台湾人だけでなく色んな国の人と接していくうちに一つ分かったことは、自分はまだまだ未熟な人間だということだった。国際感覚を身につけて、もっと世界を広く見ようと思い留学にきたのだが、そうしているうちに皮肉なことに了見の狭い自分が見えてくる。
 例えば私は政治的なイメージで韓国は嫌いだったが、私が文藻外語大学で出会った韓国人はみんな親切だ。なんなら一番クラスで仲がいいのは韓国人の友人だ。彼は日本語の授業も取っていて、一生懸命日本語を話そうとしてくる。私は偏見をもっていた自分が恥ずかしくなった。この大学で過ごしているうちに文化や言語の違いだけでなく、今の自分の現状も見えてきた。発見も多く、課題も多い。この一年の留学生活を大事にしていきたい。