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【スロベニア】留学の穴場、スロベニア

【派遣先】リュブリャナ大学 【留学期間】2019年10月~派遣中
経済経営学類3年 片野 彩春

 

 こんにちは。10月からスロベニアの首都にあるリュブリャナ大学に留学中の片野彩春です。同級生たちと一緒に卒業するために、留学と同時に就活も進めています。このレポートを通してスロベニアに関心を持ち、スロベニア留学を皆さんの選択肢の一つに入れてもらえたらとても嬉しいです。

 

スロベニアについて

 スロベニアはイタリア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアに囲まれた福島県とほぼ同じサイズの国です。ヨーロッパの中でも海、山、湖など自然が豊かでとても美しい国として有名です。リュブリャナは、すべての場所がとても近いので、便利なバスはあまり使わず、日本にいる時よりもよく歩くようになりました。公用語はスロベニア語ですが、英語を話せる人がほとんどなので安心してください。大学でも街を歩いていてもアジア人はあまり見かけません。ヨーロッパ各国からの留学生がほとんどです。スロベニア留学の最大の魅力は、治安がとても良く、食費がほとんどかからず、ヨーロッパ各国への旅行がしやすい、とても生活しやすい環境であるところだと思います。

▲ドラゴンはリュブリャナのシンボルです。

▲山の上に見えるのがリュブリャナ城です。

▲リュブリャナ城からの景色です。

 

リュブリャナ大学

 リュブリャナ大学に留学する福大生は、文学部(Faculty of Arts)に入ることになります。学部の中に様々な学科があり、学科は自由に選択することができます。私は現在、聴講のみの授業も含めて地理学、心理学、環境学の授業を英語で受講しています。このように様々な分野の授業が揃っていて、他にも多数の教授たちに受講希望の連絡をしましたが、スロベニア語で開講される、日程が被るなどの理由で受けられませんでした。しかし、リュブリャナ大学には親切な教授が多く、スロベニア語での開講の授業にも関わらず、英語の資料を提供してくださった教授、私が単位を取れるように別のやり方を考えてくださった教授もいました。とても興味のある分野だったので非常に有難かったです。本気で学びたい学生にはとても親切な大学だと思います。

 また、教育学を専攻している方で、留学先で英文法など英語の基礎を徹底的に学ぼうとしている人にはリュブリャナ大学はあまりお勧めしません。英語の基礎を学ぶ授業もあるのですが、授業の数は少なく、現地の教育学部の学生が優先されることもあります。そういった授業を受けたい方は、授業選択が本格的に始まる前に、教授に連絡を取り始めたほうが良いと思います。しかし授業ではもちろん、街中でも英語を使う機会は十分にあります。私自身も英語力向上のために、新たな友人たちに助けられながら日々精進しています。

 

スロベニアでの日本文化体験

 スロベニアには日本に関心のある学生や社会人がたくさんいます。様々な日本映画が1週間ほど上映された際には、子供から大人まで見に来ていて会場は満員でした。さらに、リュブリャナ大学の学生を中心に、日本に興味のある人たちと繋がるコミュニティーがあります。ここには日本語を話せる学生も勉強中の学生もいて、一緒に日本文化を体験しています。国際交流や日本語教育に興味のある方にとって、とても良い環境だと思います。また、スノースポーツが有名なスロベニアでもよく話題に上る、スキージャンプのレジェンドである葛西紀明さんも訪れた、有名な日本食レストランがあります。

 

スロベニアでの衣食住

:リュブリャナ大学の文学部の建物から、リュブリャナの中心地には歩いて10分ほどで着くのですが、この辺りにレストランやH&MやZARAなどの洋服店が並んでいます。センターからバスで20分ほどの距離に大きいショッピングモールがいくつかあり、どのお店もセールが多いので、服が足りなくなった際にも衣類には困りません。

:スロベニアはとても学生に優しい国で、ほとんどのレストランで学割を使うことができ、半額以下の値段で食べることができます。基本2~4€で、1食0€のお店もいくつかあります。0€でもちゃんと美味しく十分な量です。自炊をする際にも、特に野菜や果物が安いので、食費はほとんどかかっていません。ヨーロッパでは環境に優しいヴィーガンメニューも豊富です。

:ほとんどの学生が学生寮またはアパートに住んでいます。学生寮は2人部屋で120~200€ですが、留学生用の寮は1つしかないので非常に倍率が高く、私が申し込んだ時は志望者900人中700人が落とされました。アパートは1人部屋のところもルームシェアのところもあります。家賃は光熱費を含めて200~300€ほどです。私はここでは珍しいホームステイをしていたのですが、いろいろと考えて12月にアパートに引っ越しました。一人部屋があり、同じ階に3人で住んでいて、キッチンやバスルームは共同で使っています。部屋は留学が決まり次第、少しずつ探し始めたほうがいいかもしれません。また、交通費はとても安いです。

▲リュブリャナの中心地のクリスマスの様子です。

 

スロベニアの治安

 治安の良さもまた、スロベニアの魅力の一つではないかと思います。ヨーロッパのイメージとして治安の悪さが思い浮かぶかもしれませんが、スロベニアはヨーロッパの中でも数少ない治安が良い国の一つです。複数の治安の良い国ランキングにおいて、世界第10位前後にランクインしており、あるランキングでは2019年に日本の順位を抜きました。実際にスロベニアで生活をしていて、日本よりもスロベニアの方が治安は良いと感じています。旅行で夜行バスを利用するために、真夜中に1人で出歩くこともあるのですが、何時に歩いても街中の電灯が点いていて明るいので非常に安心です。どのお店も閉店後も照明を点けたままなので、はじめは電気がもったいないなと考えていましたが、今ではこの照明が犯罪率を減らし、治安を保つきっかけとなっているのではないかと感心しています。また、ホームレスを見かけることも稀ですし、見知らぬ人に絡まれたことは今まで一度もありません。女性の方も非常に安心して住むことができる国です。そして、どこを歩いてもごみが落ちているのを見たことはほとんどなく、とてもクリーンな街です。

▲リュブリャナはいつでも明るく綺麗です。

 

スロベニアからの旅行

 スロベニアからヨーロッパ各国へのアクセスがとても良いので、週末はほとんど旅行しています。人生初の海外一人旅はイタリアのヴェネツィアで、日帰りで行ってきました。イタリアに近いのはとても魅力的だと思います。ヨーロッパでの留学を決めたのも、語学力の向上はもちろんですが、環境問題含む社会問題への関心が高いヨーロッパで学びたいと思ったのがきっかけです。ヨーロッパ各国での環境問題への取り組みを知り、まだまだ遅れている日本に生かしたいと考えて様々な国を旅しています。留学してからは授業と両立しながら12か国を訪れて、興味深い知識をたくさん得ることができました。旅することが新たな自分を知るきっかけにもなり、就活を本格的に始める前に非常に充実した3か月を送ることができました。残りの留学生活も毎日を大切に、スロベニアで頑張ります!

 

最後に

 留学に関する質問や相談があれば国際交流センターを通してぜひ連絡してください。少しでもお役に立てれば幸いです。最後まで読んで下さった皆さん、ありがとうございました。最後にスロベニアのリュブリャナ以外の街並みの写真を紹介させて頂きます。

▲海に面するPiran

▲湖に島が浮くBled(崖の上に見えるのはお城です。)

▲どこも自然が美しいです。

▲イタリアとの国境にあるNova Gorica