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【オーストラリア】UQ留学レポート

【派遣先】クイーンズランド大学【派遣期間】2020年2月~2020年3月 
人間発達文化学類3年 藤塚 侑希

 

 春休み中の215日から319日の約1か月間、オーストラリア・クイーンズランド大学短期語学研修に参加しました。クイーンズランド大学はクイーンズランド州のブリスベンというところにあり、"UQ"の愛称で親しまれています。私はUQの中にあるICTEという機関で英語を学びました。

 平日は、朝7時に家を出てバスに乗って大学に向かい、8時頃教室に着き、815分から1245分まで授業を受けました。授業は1コマ2時間で、30分の休憩を挟んで2コマあります。授業が終わるとクラスメイトとランチを食べ、図書館で宿題をしたりシティに行ったり、ICTEのアクティビティに参加したりしました。私はconversationやバドミントン、テニスなどのアクティビティに参加しましたが、ほかにコーラス、バスケ、Philosophy conversationなど様々なものがありました。夕方帰宅し、夕飯を食べてホストファミリーと会話を楽しんだり一緒にテレビを見たりしました。毎日9時頃には寝るというとても健康的な生活を送っていました。

 クラスは最初に受けるテストによってレベルごとに分けられます。授業はすべて英語で行われ、スピーキングが中心でしたが、ほかにリスニング、リーディング、ライティングもやりました。文法は中高で習ったものでしたが、英語の説明を聞き英語のまま理解しようとするので、簡単というわけではありませんでした。ですが、日本語に訳さず理解することで英語脳に近づけたように思います。授業はグループワークやペアワークが多く、スマホを使ったクイズやゲームなどもあり、全く飽きませんでした。

 クラスメイトは14人で、中国人、韓国人、インドネシア人、サウジアラビア人が各1人ずつでそれ以外は日本人でした。日本の大学が春休み期間中だったせいか、ほかのクラスも圧倒的に日本人が多かったようです。年齢は18歳から30代までと幅広く、私と同じように5週間だけ通う人がほとんどでしたが、中には半年程通う人もいました。中国人のクラスメイトは、日本の大学に通っており、中国語、日本語、英語、韓国語、インドネシア語を話せて、簡単な会話であればサウジアラビア人以外の全てのクラスメイトとそれぞれの母国語で話せるという強者でした。彼は私にとって大きな刺激となりました。

 UQはとても広く、フードコートや美容院、歯科医院まであって、一つの街になりうるのではないかと思うほどでした。毎週マーケットが開かれていたり、無料でパンケーキやホットドック、ジャパニーズカレーを配っていたりしました。UQ主催のブリスベンワイルドライフツアーに参加し、コアラやカンガルーのいる動物園に行ったり、ブリスベンを一望できる山に行ったりしました。そこで新しい友達もできました。

 土日はクラスメイトと遊びまくりました。モートン島という砂でできた島やブリスベンから電車で2時間程のところにあるゴールドコーストに行きました。ゴールドコーストでは、ジェットボードに乗れるアクティビティや世界遺産に登録されているスプリングブルック国立公園の土ボタルツアーに参加したり、オーストラリア最大のアウトレットや南半球最高最大最速のジェットコースターがあるムービーワールドという遊園地に行ったりしました。ゴールドコーストには3回も行きました。

 ホームステイ先ではマザー、18歳のシスター、犬1匹と過ごしましたが、シドニーに単身赴任中のファザーが週末に帰ってきたり、自立しているブラザーが時々遊びに来たりしました。ホストファミリーが干渉してくることはなく、1人の時間が欲しければ自分の部屋にいることが可能でした。また、就寝時間が早いので、1人の時間は思っていたよりも取れました。とはいっても、みんなでドライブや、マザーと私の台湾人の友達と3人でディナーを食べたこともあり、程よい距離感で接することができたなと思います。家での会話はほとんどマザーとしていましたが、おすすめの観光地やそこまでの行き方を教えてくれたり、学校へ行く際に毎日お菓子やフルーツを持たせてくれたり、とても親切な方でした。夕食の時に1日の出来事を話したことや、Netflixを自由に見ていいと言われていたので、平日早めに帰宅して英語字幕を付けて洋画を見たことも英語の学習になりました。

 オーストラリアのいいなと思ったところがたくさんありますが、そのうちのいくつかを挙げます。1つ目はバスを降りる際に運転手の方に"Thank you"と言うところです。バスは前と後ろのどちら側からでも降りられるのですが、後ろから降りるときでもほとんどの人が言っていました。そして、運転手の方はそれに対してミラー越しに手を挙げて返します。この習慣を見たとき、とても素敵だなと感じました。2つ目は、信号のない横断歩道で歩行者が渡ろうとするとすぐに車が止まってくれるところです。オーストラリア人は運転が荒いなという印象があったのですが()、それにも関わらずすぐに止まってくれたので驚きました。オーストラリアは親切な方が多いなと改めて感じました。3つ目は夜景です。ブリスベン川を通るフェリーからの夜景は非常に綺麗でした。

初めての海外で、慣れない環境や英語が理解できない、言いたいことが英語で言えない等の理由から最初は日本に帰りたいとばかり思っていました。しかし、日本人の友達ができてからはとても楽しく過ごすことができました。英語力向上のためには日本人とつるまない方がいいとよく言われますが、日本人の友達ができたことは私にとって精神的な支えとなりました。慣れてからはクラスメイト以外にも国籍を問わず友達ができ、授業以外で英語を話す機会が増え、英語力が少しずつ伸びてきたなと感じました。

 今回の研修は5週間の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で最後の1週間授業がなくなり早期帰国しました。最後の週に受ける予定だった授業とテストを受けられず、友達ともきちんとお別れができなかったことが残念です。それ以外は非常に充実した日々を送ることができました。海外の文化に触れて刺激を受け、勉強もしながら、遊ぶときは思いっきり遊ぶという、このように濃い時間を過ごせたのは人生で初めてでした。英語力向上はもちろんですが、さまざまな文化や人、価値観に触れ、私自身視野が広まったように感じます。初めての海外で不安もありましたが、挑戦してよかったと心から思います。この貴重な経験は、一生忘れません。