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留学体験記

【交換留学生より】福島で生み出された新しい自分2

【出身国 / 大学】台湾 / 国立台北大学 【在学期間】2019年10月~2020年9月
地域政策研究科特別聴講学生 L.Tさん

 福島に留学に来てから、自分の心の中に変化が起きた。

 まず、日本という国の文化を深く感じ取ることができた。私は日本語がうまく話せるようになればなるほど、日本語という言語を思い知ることができ。言語学習者として、自分の頭の中で言いたいことを日本語に通訳すると、不自然な日本語が出てくるということは避けられない。だが、留学生は日本にいるため、日本語母語話者はどのように自分の意思を表すかをしっかり聞くことができる。聞いて覚えた言葉を実際に使わないと、日本語を身に付けることができないと私は考えるのだ。日本語を身につけられば、日本の文化も段々理解することができると思う。行けたら行ます、という言葉の中にあるはっきりと言わない気遣いも、わかることができるんじゃないかなーと。

 今まで感じた日本と台湾の文化の差を皆様に共有するのもできないわけではないが、その違いを詳しく話したら、皆様の留学生活の楽しさを奪ってしまうので、自分で感じ取ればと思います!ここには言わないことにします!

 自分が見た日本人や感じた日本文化を、日本人の友達に共有したら、面白い反応が見られるので、この楽しさをぜひ自ら体験して欲しいなと思います!

 次に、私は台湾のことを大好きになった。日本に来る前に、台湾のことも好きだが、台湾問題もあったり、民主主義なので操作されやすいところもあったりしたが、欠点だらけでなく、優れた点もあることを知ることができた。今の台湾政府を批判している台湾の人は少なくはない、ということは、批判する権利を守る、言論自由である民主主義社会しかない現象である。台湾では、批判があったからこそ、政府側の人間は一般市民の声を聞く必要がある。さらに、フェイクニュースに対する危機感もあって、多くの若者が政治に関心を持つようになったのだ。また、今回のコロナウイルス対策を見て、日本の対策と比較すると、メディアの中でかなり評価されている。実際、福島中央テレビの記者から直接言われた。台湾人として誇りを感ずる。なお、頑張ってほしい!!と、福島の人から言われたこともあって、自分の愛する台湾のためにも、福島が私に教えてくれたことを自分のものにし、これからも頑張っていきたいと思います。

 それから、自分はどれだけ幸せな者なんだろう、と改めて感じた。私は大学生になった頃、新潟大学生の何人と縁があった。当時大学生の私は、日本語がうまく話せなかったが、新大生のは全く気にせず私と接してくれた。日本のおもてなし文化は今まで慣れていなかったが、SNSを通じて彼達と連絡を取ったときに、「案内したい!」や「連絡くれて嬉しいな」、「久しぶりにお会いしたいです!」などの心温まる言葉をもらったりして、涙が出るほど嬉しかったのだ。これからも仲良くしていきたいと思う!!

 高橋ゼミと村上ゼミに参加していたことで、ゼミ生から学んだことがたくさんあった。ゼミの専攻が全く違うが、人それぞれの考え方を聞くことができ、台湾人の私にとって貴重な経験となった。受け入れて下さり、仲良くして下さった高橋ゼミと村上ゼミに、感謝を申し上げます。


▲高橋ゼミの追いコン


▲村上ゼミの追いコン

 

 コロナウイルスの影響で本来の予定が崩れてしまい仕方ないと思うが、収束を心から願っています。ここまで読んでいただきありがとうございました。

【中国語訳】

如果我沒有選擇來日本交換的話,或許無法產生這麼大的蛻變也說不定。

而這些種種的體會,我認為並不是單純接收資訊,就有辦法感受到的事。

比方說日本文化好了。相信大家對於日本文化都不會感到太陌生,畢竟日本至今為止向全世界輸出了相當大量的文化產物。日本以外的國家的人們透過偶像文化、影視作品以及新聞媒體認識日本,並進而對日本這個國家產生興趣。

事實上,也不少人因此開始踏上學習日文的路。我自己也不例外。

但是我卻是在這次的日本交換,才真正「理解」日本文化的本質,而我認為這並不是日文初學者的階段就能體會到的。之所以這麼說,是因為初學階段光是背單字和文法就已經分身乏術,很難再花功夫去深入理解日語這個語言背後的涵義。

對我來說,當我越來越能掌握日文的時候,我開始能夠換位思考,開始能夠理解日本人在說出一句話時背後的想法與考量。

正因為在日本留學,我能夠身處在充斥日語的環境,並且有辦法開始去揣摩一字一句背後沒有被明說的訊息。而當自己有辦法開始揣摩日本人的心的時候,才比較有可能貼近這個從小孕育他們長大的文化。

在跟日本人相處時,光聽字面上的意思是不夠的。例如「我可以去的話就會去」這句話,若只從字面上去理解的話,要真正理解日本文化的精隨,我認為大概還有一段很長的路要走。

雖然我也可以在這裡介紹我看到和體會到的台日文化差異,但是交代太清楚的話,很有可能會剝奪掉留學生活當中的樂趣,而且即使分享了,也還是比不過自己去體會,所以在這邊就不贅述。

就我的個人經驗來說,當我把自己對日本和日本人的觀察告訴給身邊的日本朋友,反而可以讓對方更認識自己的國家與文化,甚至有朋友很好奇我對日本和日本人的看法。個人認為如果對方是值得信任的日本朋友,將文化差異當作聊天的話題也是不錯的選擇。

接著,我發現我變得比在台灣的時候還要喜歡台灣。台灣目前在國際上仍然處於一個很尷尬的處境。老實說,台灣不乏罵台灣是鬼島的人,但是在許多人的努力之下,我慢慢發現台灣其實也有好的一面、艱困處境才能擁有的優勢,以及值得其他國家學習的地方。

生在保障人民言論自由的台灣,作為民主主義社會的一員,我們有必要知道民主主義的弱點在哪裡,這也是為什麼近年來大家開始重視假訊息的問題,以及台灣年輕人開始關注政治的原因之一。

我曾看到有人曾經說建牆是為了阻擋外來的晦氣,其實覺得很難過,也感到很遺憾。為了強化團結而被犧牲掉的異溫層交流,實質上等於是放棄了討論的空間以及開展自身視角的可能性。

除此之外,這次的防疫對策也讓作為台灣人的我引以為傲。為了不辜負那些為台灣加油的福島住民和親朋好友們,我想發揮在福島的所學,為我最愛的台灣繼續奮鬥下去。

再者,我發覺自己真的真的很幸運。

其實我覺得能夠再次見到在大學時期結交到的日本朋友就已經很開心了,但沒想到他們還願意當我的地陪,甚至有人不僅替我安排行程,還不讓我出半毛錢嗚嗚。真的不知道還可以做什麼來表達我的感謝...

另外由於我有幸能夠跟高橋老師和村上老師的學生一起上課,我也從日本學生的身上學到很多不同的看事角度。這對於外國留學生的我來說,真的相當難能可貴的機會和經驗。我真的很感謝大家對我的接納嗚嗚。

說真的這次的疫情打亂了我一部份的旅遊計畫。

期盼疫情能夠趕快過去。

謝謝願意花時間看這篇文章的你和妳。

由於日文和中文的語言本身表達方式之間就存在差異,看得懂日文和中文的人可能會發現以下的內容並非日文直翻過來的內容,但個人為了避免出現中式日文,我決定直接以母語者的習慣的表達方式進行撰寫。

不過不用擔心,中心思想是一模模一樣樣的。笑