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【ICL】国際共修プロジェクト「鬼伝説と福島の伝統文化」が開催されました。

2021年11月27日(土)に福島大学が主催するイベント「鬼伝説と福島の伝統文化」が開催され、国際共修プロジェクト参加大学より25名の学生がオンラインで参加しました。
【参加者内訳:東北大学2名、東京外国語大学3名、神戸大学3名、大阪大学7名、福島大学10名】

第1部 歴史紙芝居「大多鬼丸と坂上田村麻呂」

歴史研究家の岡田先生を講師にお招きし、福島県田村市に伝わる坂上田村麻呂と大多鬼丸たちの伝説の紙芝居を動画で視聴しました。


▲その昔、蝦夷地平定に訪れた坂上田村麻呂から故郷を守ろうとした大多鬼丸と鬼五郎・幡五郎兄弟。
後世鬼として語り継がれる運命を背負った大多鬼丸や、武道に優れた鬼五郎と、兄亡き後治世を行った幡五郎は故郷を愛した英雄として今も田村市地方に語り継がれています。

第2部 スペシャル・パフォーマンス「鬼五郎・幡五郎太鼓」

福島県田村市大越地区の鬼五郎・幡五郎和太鼓保存会の皆さんによる太鼓の生演奏が行われました。

▲鬼の面を被った演者による力強い演奏

▲迫力が画面の向こう側まで伝わりました!

▲質疑応答では地元の方と交流。

第3部 グループワーク

第3部では、東北地方に伝わる鬼伝説の詳しい解説とグループディスカッションが行われました。
「福島県が海外でのイメージを回復するために鬼の文化をどのように利用できるか」をテーマに話し合いがされ、自国の文化や故郷の郷土芸能との共通点を模索するなど、学生間での交流を深める様子が見られました。

今後も加盟大学より定期的にイベントプログラムが実施される予定です。


参加留学生の声

■ 私は九州出身なので、東北についてはほとんど知識がありません。ですが、今日のイベントで福島の伝統・伝承について学び、福島自体だけでなく、日本各地に残る和太鼓の文化と、文化を土地の再興や継承にどのように効果的に活用できるかという課題にも興味が湧きました。ありがとうございました!

■ I am really thankful for learning something new about the Fukushima culture, since Fukushima is probably the prefecture in Tohoku region that I know least about. This event also helped me discover a new side of Fukushima besides the events happened in 2011 there... I will defenitely try to share what I experienced today with other students/people about Fukushima and hope that in the future more people will start to see Fukushima as something different than the nuclear meltdown in 2011!

■ I think the whole event was a great success, it was interesting, educational and really sparked an interest into the history of Fukushima.

■ 講演会に興味のある人たちが、各地域・各国から集まって話すのはとても面白かったです。私は今イギリスに留学中で英語を勉強しているはずなのですが、鬼や福島などについて英語で意見を言うのが本当に難しく、でも勉強になる貴重な機会でした。


■I enjoyed the performance very much. Everyone put so much energy into it, which was very easy to see! The fact that it was live and not pre-recorded was a very pleasant surprise as well. Wish we could've witnessed it in person, it would've probably been even more captivating.

■ 和太鼓の演奏では、仮面を被って「鬼」になりきった方々から溢れ出る力強さと大きな和太鼓の音が、迫力と臨場感を持って、画面越しにひしひしと感じられました。

■ Thank you so much for providing this opportunity to introduce the Oni culture to us! It was really an eye-opening journey for me. And I'm looking forward to see this history-show be shared with more people around the world and in various forms of performance!