福島大学が主催するイベント『双葉町タウンストーリーオンラインツアー ~福島第一原子力発電所立地町、再生への第一歩~』が2022年1月27日(木)に開催され、国際共修プロジェクト参加大学より21名の学生が参加しました。
【参加申込数:東北大学3名、東京外国語大学8名、信州大学2名、大阪大学6名、福島大学16名】
【参加人数:東北大学1名、東京外国語大学3名、信州大学1名、大阪大学2名、福島大学14名】
マクマイケル先生(福島大学)より、福島県の概要と東日本大震災の後、福島第一原子力発電所の事故により全町避難となっている双葉町の復興のあゆみについて説明がありました。
F-ATRAs(※) インターンチームの小林さん(東北大学)の進行により、アイスブレーキング「他己紹介」を行いました。次にF-ATRAsが行っている旅行者を対象にした体験ツアー「パレットキャンプ」の様子と、東日本大震災と原発事故後から復興へ向かう双葉町の姿を伝える「Fukushima Seaside Story」を動画で紹介しました。
▲パレットキャンプの紹介
▲タウンツアー「Fukushima Seaside Story」
その後、F-ATRAsのインターンチームによる双葉町のオンラインツアーが行われ、参加者たちに現在の双葉町の現状や課題を、様々な写真やエピソードを通して紹介しました。
※F-ATRAs
2019年11月に設立された観光による双葉町と近隣の町の活性化を目指す団体。福島県沿岸部の観光関連事業者との連携を図りながら、地域への来訪者を増やす取り組みを行っています。
双葉町が現在抱えている全体的な課題について、一般社団法人双葉郡地域観光研究協会の山根さんより説明がありました。
それを踏まえ「インバウンド観光の推進」「ビジネスと農業の活性化」「町内の空き地活用」の3つのテーマについて、グループディスカッションを行いました。
双葉町は2022年6月以降に避難指示解除が予定されていますが、これから「ゼロからのまちづくり」をスタートするために何ができるのか、グループ内で活発な意見交換が行われました。
各グループで出された意見が発表され、「海岸を有効活用し、イベントを行う」「空地を経済交流の拠点とする」といった学生・留学生ならではのアイディアが発表されました。
学生たちは今後もSLACK等のコミュニティ上で意見交換を行い、双葉町と関わっていく予定です。
▲発表の様子
▲参加者で記念撮影
■ 国際的な交流が感じられたことが良かったです。日本、海外の方双方からの説明や語りは、日本だけの双葉町ではないことを訴えているようでした。
■ 国際共修は、参加するだけで意義があることを知れた。いろいろなイベントに参加するチャンスが増加することや、普段触れ合わない外国の方と話す機会となること、そういった人たちの特徴(発音訛り、ユーモアさなど)を知れることなど、たくさん得られるものがある。さらに、自分の英語力を高めようと強く思えることが最も大きい。参加するたびに、聞き取れない英語やうまく伝えられない自分の意見をどうにかしたいと思い、そのあとの勉強につながっている。
■ The event runners were really well spoken and engaging, both when presenting and during group work. The videos shared were very well produced and interesting to watch.
■ I could get to know the current detailed situation of Futaba thanks to easily understandable explanation.