「大学の世界展開力強化事業」平成28年度タイ・チェンマイ派遣(2017年2月16日~2月25日)の学内報告会が4月28日に行われ、計38名の教職員・学生が出席するなか、派遣学生6名がチェンマイでの学習について報告しました。
派遣学生は、本プログラムを通じた「タイ農業」に関する学びに加え、「微笑みの国と呼ばれるタイの文化」「タイでの追悼期間」「実践的な英語コミュニケーション(実際に使われる英語とは)」「伝統とハンドメイド」「タイ人の福島の食に対するイメージ」「農学という専門外の分野を学ぶ楽しさ」など、各学生のユニークな観点から現地での学習を報告しました。
本チェンマイ・プログラムには福島大学生6名、新潟大学生9名・トルコ人学生4名(アンカラ大学2名/エーゲ大学2名)が参加し、加えてチェンマイ大学生7名がプログラム中帯同し、相互に交流を深めました。参加者は、チェンマイ大学保有農園やコーヒー農場、農業関係施設、オーガニック・マーケット、日本向けに生姜製品を製造・輸出する企業等を訪問しながら、タイの農業事情や有機農業の取り組みについて学習しました。
「大きな目的としては「農学」だったが、現地に行った先輩方はひとりひとり違う目的を持っていて、勉強というよりは楽しそうだと思った。タイの文化に興味を持った。自分も新しいことをしてみたくなった。」(1年生)
「一人一人のタイに対する面白い視点が、とても見ていて面白かったです。自分がもし行ったら、どんな新しい発見ができるのか、楽しみになっています。」(2年生)
「多様な考え方・バックグラウンドに触れる事で、学ぶ事が楽しくなる経験をした皆さんが、一人一人しっかりした自分の考えを持っていて、すごくキラキラしえて見えました。」(3年生)
「大学の世界展開力強化事業」は、農学と防災・復興の教育研究で実績を有する新潟大学・福島大学・トルコ3大学(アンカラ大学、中東工科大学、エーゲ大学)が連携し、「様々な課題や困難にグローカルな視点でしなやかに対応できる能力=レジリエンスを身につけた農学人材」を育成することを目的としています。本事業は平成31年度まで継続します。